日々の”楽しい”をみつけるブログ

福岡県在住。各地の史跡巡りが好きで、九州北部を中心にNikon D750をメイン機として史跡を撮っています。詳しい撮影場所は各記事に座標値として載せていますので、座標値をGoogle MapやWEB版地理院地図の検索窓にコピペして検索すると、ピンポイントで撮影場所が表示されます。参考にされてください。

国東半島の庚申塔を40数年調査しつづけている小林幸弘氏の書籍が電子化されました

大分県の北東部にひょっこりと飛び出ている半島があります。この半島は国東半島(くにさきはんとう)と呼ばれます。車で半島をグルっと一周すると約2時間半という比較的大きな半島です。

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国東半島には独特の文化が育まれていて、大分県のなかでも特に石造美術が多い地域でもあります。わたしは国東半島の付け根部分にあたる豊後高田市に一時期すんでいました。当時、あまり史跡などに興味がなかった私でも、国東半島を周るたびに、徐々に国東半島独特の文化の魅力にはまってゆきました。

 

国東半島の石造美術のなかでも特に注目すべきものが庚申塔(こうしんとう)と呼ばれる石塔です。

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庚申塔の一例

大分県の国東半島で、わたしが庚申塔(こうしんとう)という不思議な石塔と出会い、庚申塔を探しはじめたのが、今から約5年前のことです。

 

国東半島の庚申塔について調査された書籍を図書館で探していたとき、出会ったのが小林幸弘氏著の『国東半島のコウシンさま (1981年)』です。こちらの書籍が発行されたのが昭和56年(1981年)です。 

『国東半島のコウシンさま』は、”とても古い本”という印象だったのですが、なんと、この書籍が発行されてから38年の年月を経て、同著者の『国東半島の庚申塔』が、大分合同エデュカルから、2017年に大分県域で発行されました。

 

さらに2019年12月10日、この『国東半島の庚申塔』が、Amazonから電子書籍化されて発行されました。

 

 『国東半島の庚申塔 (22世紀アート)』(小林幸弘著)

 

本の著者である小林幸弘氏は、今(2019年)から40数年もまえから 国東半島に赴き、コツコツと庚申塔を探し、そのデータを集めているかたです。(しかも調査は徒歩と自転車が主なのです)2019年時点では、探した庚申塔の数はなんと990基近く

 

 そんな小林氏が書かれた『国東半島の庚申塔』が、全国区で販売されるのはとてもうれしいと感じます。わたしは、福岡県に住んでいる現在でも、ときどき大分県 国東半島へ庚申塔を探しにいくことがあります。

 

その際の参考資料として、『国東半島の庚申塔』をもっていきます。このなかでも特に、小林幸弘氏が選ばれた「国東半島の庚申塔100選」を参考にさせていただいています。100選…と選んでいただいたものから探してゆくと、素人のわたしでも安心して楽しんで庚申塔探索ができるためです。

 

国東半島が近くではないかたも、この地域の独特の文化が楽しめるという点では、この書籍は読みごたえがあるのではないかと思います。国東半島の魅力が、全国のみなさまにも届きますよう、お祈りしております。

 

※小林幸弘氏が運営されているホームページ『国東半島の庚申塔』もご参照ください