日本書紀のなかでは、宗像三女神が地上に降臨したと書かれているのが、福岡県鞍手郡にある六ヶ岳(むつがたけ)です(参照:Wikipedia-宗像三女神)。六ヶ岳はその名前のとおり、六つの峰からできています。六つの峰のうちのひとつに、「崎門(さきと)の峰」があり、ここに宗像三女神が降臨したと伝えられます。
その六ヶ岳山頂から北西約2㎞のところに、「郷社 六嶽(むつがたけ)神社」が鎮座します。
六嶽神社の場所:福岡県鞍手郡鞍手町 大字室木
宗像三女神ゆかりの地であるために、ここ六嶽神社の祭神として宗像三女神(田心姫命、湍津姫命、市杵島姫命)が祀られています。
六嶽神社には数度訪れていますが、いつも境内が美しく整えられています。境内の落ち葉は綺麗に掃除され、下の写真のように参道には枯れ木なども落ちていません。よく手入れがされているのが感じられます。
参道は杉林のなかを一直線に走っています。参道の脇にクスノキでしょうか、注連縄がかけられた巨木が立っています。
成務天皇7(西暦137)年、崎門の峰に神籬(ひもろぎ)を建てたのが六嶽神社のはじまりとされています(参照:パンフレット「郷社 六嶽神社」。崎門の峰に六嶽神社の上宮があったのですが、明治43年に、この上宮と貴船神社、八幡神社が合祀され現在の六嶽神社となりました。
貴船神社、八幡神社は六嶽神社本殿の裏側に数基の石祠としてまつられています。