2019年9月29日の記事「根元から清水が湧く大楠(おおくす) 福岡県朝倉市宮野」でご紹介した大楠(おおくす)を訪ねた際、途中で「庚申塔が祀られているのではないか」と思える神社があったので立ち寄ってみました。
その神社の境内に、予想どおり1基の庚申塔と1基の道祖神が祀られていました。
場所:福岡県朝倉市宮野
座標値:33.394167,130.730203
宮野神社の鳥居をくぐってすぐ左側に、なんの樹かはわかりませんが老木があります。その老木を挟むようにして、老木の両脇に石塔が祀られています。
神社本殿側に向かって立った場合、老木の左側に祀られているのが、こちらの庚申塔↓
「幸神」とのみ刻まれ、建立年月などの他の銘は確認できませんでした。
一方、老木の右側に祀られる道祖神には、左側面に何か文字が刻まれています。
文字のほとんどを判別することができませんが、部分部分で読み取れる文字があります。「門?四丁亥年」ときざまれているように見えます。
日本の元号「〇〇四年」で、ちょうど丁亥(ひのとい)という干支が来る年はどこなのか調べてみました。また「〇〇四年」の「〇〇」にあたる文字で、「門」に近い文字がある元号は?…
「明和四年」ではないかと予想しました。明和4年だと西暦は1767年となります。この年が道祖神の建立年と予想されます。