日々の”楽しい”をみつけるブログ

福岡県在住。各地の史跡巡りが好きで、九州北部を中心にNikon D750をメイン機として史跡を撮っています。詳しい撮影場所は各記事に座標値として載せていますので、座標値をGoogle MapやWEB版地理院地図の検索窓にコピペして検索すると、ピンポイントで撮影場所が表示されます。参考にされてください。

鶴岡八幡神社の庚申塔群 福岡県田川郡中津原

場所:福岡県田川郡香春町中津原 鶴岡八幡神社

 

先日、みやこ町中央図書館にいって、周辺の史跡にどんなものがあるのか調べてみました。最近は、地方に旅行へいったときなんかは、図書館に立ち寄って、郷土資料を探すようにしています。郷土資料を探すと、たくさんの興味深い史跡などが紹介されています。

 

みやこ町中央図書館の資料のなかに香春町誌がありました。香春町誌(下)P947~P950に、田川郡香春町の庚申塔が一覧表として紹介されていました。さっそく資料のコピーを司書のかたにとっていただきました。

 

休みの日の時間は限られているので、できるだけ具体的な場所が紹介されている庚申塔をみつけることにしました。香春町誌のP948に紹介されている、「鶴岡八幡神社」境内の庚申塔は4基もあるようです。google mapで鶴岡八幡神社を確認してみると、しっかりと登録されています。そんなわけで、今回は鶴岡八幡神社へ庚申塔をさがしにいってみることにしました。

↑こちらが鶴岡八幡神社の境内へあがる階段です。左方向へ車道がつづいています。この車道の先には神社専用の広い駐車場があります。この駐車場に車を停めさせていただきました。

 

神社へいって、庚申塔をさがしてみると、町誌に紹介されているよりも多くの庚申塔を確認することができました。わたしが確認した庚申塔があった場所を箇条書きにしてみます。

 

・鳥居をくぐってすぐ右側(猿田彦大神1基)

・参道階段左側(庚申尊者1基)

・参道階段右側(猿田彦大神1基)

・本殿左側(庚申、猿田彦大神等5基)

 

合計で8基です。これら8基のなかで、はっきりと建立年月が確認できたのが、参道階段左に祀られていた「庚申尊者」と刻まれた庚申塔です↓ 塔の周囲には雑草がおいしげり、みすごしてしまいそうです。

庚申塔にむかって右側面に建立年が刻まれていました。「享保十九年」…西暦1734年です。

 

いっぽう、香春町誌で紹介されている庚申塔4基は、すべて祀られている場所が鶴岡八幡神社境内となっており、塔に刻まれている文字というのが、以下のように紹介されています。カッコ内は建立年月をあらわしています。

 

・庚申 講中(文政八年二月)

・猿田彦大神(享和 年)

・庚申(不詳)

・猿田彦大神下講中(文化十三年)

 

これら4基は文政、享和などが建立年として刻まれているそうですが、残念ながらわたしにはこれらの文字を確認できる庚申塔はみつけられませんでした。

 

以下、ざざざっと境内に祀られている庚申塔をご紹介してゆきます。

 

本殿左側にある庚申塔5基↓

↓5基のうち、一番右側

↓右から2番目。「庚申」と刻まれます。

↓右から3番目と5番目。5番目には「猿田彦大神」と刻まれます。

↓左から4番目。4番目にも「猿田彦大神」と刻まれます。

↓こちらは鳥居をくぐってすぐ右側に祀られていた猿田彦大神です。見る限りでは建立年月は刻まれていませんでした。台座のところに寄進されたかたの名前がきざまれているようでした。比較的あたらしい庚申塔のようにみえます。

↓こちらは参道階段右側の猿田彦大神です。こちらも塔のまわりをぐるっと確認してみましたが、建立年が確認できませんでした。

各市町村がつくった町誌などを読んで、実際に庚申塔を探していますが、町誌などがつくられた時代から何年も経過しているので、情報が古くなっていることもしばしばあるということに気づきます。

 

しかし、庚申塔を探訪する際の貴重な情報源には変わりないので、これらの情報をもとに地道にさがしていくしかなさそうです。

↑鶴岡八幡神社 駐車場に咲いていた桜