日々の”楽しい”をみつけるブログ

福岡県在住。各地の史跡巡りが好きで、九州北部を中心にNikon D750をメイン機として史跡を撮っています。詳しい撮影場所は各記事に座標値として載せていますので、座標値をGoogle MapやWEB版地理院地図の検索窓にコピペして検索すると、ピンポイントで撮影場所が表示されます。参考にされてください。

秋芳洞のみどころ④/⑪ 百枚皿 どうしてできた?カギは石灰分

百枚皿は秋芳洞のなかでも、最も有名な名勝ではないでしょうか。まだわたしが小学生のころ秋芳洞に来た覚えがおぼろげにあるのですが、この百枚皿の景色だけははっきりと覚えています。それだけこのすばらしい地形は、わたしに衝撃を与えてくれました。

場所:秋芳洞正面入口から約300m

 

『秋芳洞の自然観察』(秋吉台科学博物館)P9では、このふしぎな光景がどのようにしてできたか、説明されています。説明文はなかなか難しいのですが、わたしなりに簡単に書き直すと以下のようになるのではないでしょうか。

 

約1万年前、洞窟内に礫や土が堆積していた

・洞窟奥にたまっていた水が、礫や土の上に流れてきた

・水は少しずつ流れてきた

・水は常に流れてくるものではなく、水たまりとなった

・(水が入る⇔乾燥)を繰り返した

・水たまりに含まれる石灰質が端からだんだんと溜まっていった

石灰質の壁が水たまりの端からできあがってきた

 

カギとなるのは、石灰質のようです。地下水に含まれる石灰質が水たまりの周辺部分から、徐々に固まり高くなりお皿のようになったのですね。これが一か所ではなく、何か所もの場所で起こり下の写真のような光景ができあがったのでしょう。

現在は地下水が、この百枚皿の場所へ適度に流れこんでいるために、皿のなかに地下水が溜まっているのですね。でもだんだん地下水位がさらに低くなり、かつ、皿の縁のたかさが成長し高くなってしまうと皿のなかに水が溜まらなくなってしまうでしょう。

 

水が溜まらなくなると、皿の縁もこれ以上は成長することはなくなります。この光景がみられるのは恒久的ではないのでしょうね。この景色が見られなくなるのは、数百年先か、数千年先かはわかりません。

約1㎞の行程。まだ300m付近です。まだまだ秋芳洞探検は続きます。