わたしは本を読むときは、ほとんどAmazonの電子書籍で読んでいます。紙の本で読むのは、郷土史などが紹介されている書籍や古書など、電子書籍で出版されにくい書籍のみです。
Amazonの電子書籍サービスがKindle（キンドル）というもので、Kindleだと専用の端末を持たなくても、スマートホンのKindleアプリで電子書籍を読むことができます。よってスマホひとつあれば、いつでもどこでも、ちょっとした時間があれば書籍を読めるのでとても重宝しています。
でも今回はKindle本の便利さをご紹介するのではなく、電子書籍を読み上げてくれるTalkBack（トークバック）という便利な機能についての紹介です。
トークバックは視覚障がい者向けのアプリで、スマホの操作をひとつひとつ音声で知らせてくれて、操作をサポートしてくれるサービスアプリです。Googleから提供されているので、アンドロイド搭載のスマホであれば、おそらくどなたでも使用できるはずです。しかも無料です。
この「トークバックが電子書籍を通し読みしてくれる」という情報をひょんなことから知り、さっそく試してみることにしました。これがとても便利なので、感動しました。どう感動したかというと、わざわざ読書のための時間を割かなくてもよいことに感動したのです。つまり「文字を目で追う」という作業が必要なくなったので、「ながら読書」ができるようになったのです。
TalkBackの操作はちょっと複雑で慣れが必要なのですが、基本の操作がわかればあとは何回か練習してゆけば、操作ができるようになります。（参照：android accessibility ヘルプ）
https://support.google.com/accessibility/android/answer/6007100
※このサイトの他にも「TalkBack キンドル 読み上げ」などのキーワードで検索すると、詳しい操作方法を紹介してくれているところはたくさんあります。
いちど操作を完了して、TalkBackがKindleの通し読みをするようになれば、あとは勝手にページを読み進めてくれます。スマホの画面をOFFにしても通し読みは続けてくれます。だから…
洗濯しながら読書
そうじしながら読書
運転しながら読書
散歩しながら読書
横になって目をつぶって読書
…など、今までできなかったことができるようになります。このトークバックというアプリはウェブの文字情報も読み上げてくれます。たとえば、Googleクロームで、なにかのサイトを開いているとします。右上のほうに三つの黒点が縦に並んでいる（黒だんごと勝手に名前をつけます）と思います。【黒だんご】→【共有】→【TalkBackのSpeak】を選択すると、ウェブの文字情報も読み上げてくれます。
【共有】機能が使えない場合は、文字の一か所を長押しすると、一部が範囲選択されると思います。そして【全て選択】→【共有】→【TalkBackのSpeak】を選択すると、問題なく文字を読み上げてくれます。いろんなかたのブログを拝読するとき、トークバックが読み上げてくれる文章を聴きながら写真を拝見しています。そうすると目で読むよりも容易に頭へ内容が入ってきます。
話がずれたので、もとに戻します。こういうわけで、Kindleでの読書がより簡単になったので、さらに読書ができないかと思い、以前から気になっていたKindle本の読み放題サービスであるAmazon Kindle unlimited（月額980円）に登録してみました。
Kindle本のすべての本が対象のサービスではありませんが、わたしにとって興味のある本もたくさんunlimitedで読むことができるので、今のところ980円でも安いと感じています。
今では移動の時間や、家事の時間、リラックスしている時間はほとんどKindle unlimitedの本を聴くことに使っています。ちょこちょこと聴いていれば、およそ1~2日で1冊というペースで読了することができます。unlimitedとトークバックは、わたしにとってはガチっとぴったりはまったサービスとなりました。
（追記）
以前にAmazonのオーディオブックサービス（Audible；オーディブル）の無料体験をしてみました。こちらもすごく良いサービスだったのですが、月額1500円と高くて手が出せませんでした。
