日々の”楽しい”をみつけるブログ

福岡県在住。九州北部を中心に史跡を巡っています。巡った場所は、各記事に座標値として載せています。座標値をGoogle MapやWEB版地理院地図の検索窓にコピペして検索すると、ピンポイントで場所が表示されます。参考にされてください。

国東半島の神秘 姫島(ひめしま)

来週の月曜日に「鶴瓶の家族に乾杯」(NHK総合 H27年1月26日 20:00~)で、大分県姫島が紹介されるようです。姫島は国東半島の北側にある小さな島で、神秘的な印象の島だったので何度か足を運んでいました。自転車で2時間もあれば、ぐるっと1周できる小さな島です。そこが全国放送で流れるのは、なんだかうれしいです。

 

「姫島の七不思議」「車海老を代表する海の幸」「キツネ踊りで有名な姫島盆踊り」…と、姫島の魅力が紹介されることだと思います。ぼくは姫島の好きな部分を3つに絞ってご紹介します。

 

↓姫島と朝日。8月に撮りました。

 

うま味が最高の姫ダコ

周防灘…特に姫島と国東半島の間に生じる速い海流で身の引き締まったタコ。その歯ごたえはもちろん、噛めば噛むほど出てくる うま味は輸入物にはない独特のものです。↓の写真はそのタコを使った「たこ飯」。国東半島の名物です。道の駅「くにみ」でも食べられます。

 

謎の生態をもつ蝶 アサギマダラ

年に2回、島へ飛来するアサギマダラ。渡り鳥のように海を越えて移動する珍しい蝶が、姫島で5月中旬と10月中旬にみられます。5月は南から北へ移動する途中の休憩場所として…10月は北から南へ移動する途中の休憩場所として、姫島を使っているということです。↓の写真は5月下旬に撮ったもの。見ることができる時期が限られている、というのが「見たい!」意欲を掻き立てます。

 

全国でも珍しい黒曜石(こくようせき)産地

姫島の黒曜石は真っ黒ではなく、すこし白みがかっている特徴があります。島の北西部の海岸で、露天の黒曜石が海水に洗われる景色をみることができます。こんな景色をみられる場所はなかなか他にはないので、姫島に行ったときは必ず立ち寄ります。

↓黒曜石の産地。観音崎。

 

謎めいているところと魚介類のおいしさが魅力的

珍しい文化や姫島独特の自然、生き物…と、魅力はその謎めいているところにあるように感じます。そして、魚介類のおいしさも魅力のひとつとして忘れてはいけないものです。

 

↓鯛の刺身。周防灘の鯛は春が旬です。

↓カサゴの煮つけ

↓結婚式など催しもので出される郷土料理「鯛めん」。鯛はつがいになると決して離れない、という伝えから「離婚しない」という意味が込められているという。

↓旅館にはたくさんの写真が送られてくるのだそうです。このとき貼られていたのは盆踊りの写真が多かったです。

↓七不思議のひとつ。「拍子水(ひょうしみず)」 島では温泉にも入ることができます。