大分県宇佐市にある宇佐神宮。全国にある八幡宮の総本社でもあります。宇佐地域は不思議と台風などの自然災害が少なく、「宇佐神宮が守ってくださっているから」と言われるほど、地元の人たちからも信仰が篤い神社です。
この宇佐神宮の後ろにそびえるのが御許山(おもとさん)です。その昔、女神が御許山山頂に舞い降りたとされ、今でも山頂は聖域となっていて、立ち入ることができないのです。
そんな神聖な山 御許山の景色を撮ってみました。
御許山の九合目に神域がある
御許山は、もともと「大元山」と書かれていました。
「大元」と書かれたのには、次の2つの意味があるそうです。
①八幡大神が霊行していた場所
②宇佐神宮の二の殿に祀られている女神である 比売大神(ひめだいじん)が降臨した場所
この比売大神(ひめだいじん)は3個の石を目印に降臨されました。この3個の石は三柱石(みはしらいし)として今もあり、ここに奥宮大元神社が建てられました。大元神社は御許山九合目に位置します。
「おもと古道」と呼ばれる登山道が大元神社までつづきます。
↓硯石(すずりいし)
↓手水鉢(ちょうずばち)
↓御許六坊跡(おもとろくぼうあと)
↓大元神社
神域には立ち入れない
大元神社の裏は神域となっていて、有刺鉄線がはりめぐらされています。拝殿にお参りだけ行ないます。
↓大元神社の裏に小さな鳥居があります。この小さな鳥居の向こうに、比売大神(ひめだいじん)が降臨したとされる三つの石柱があるのでしょうか。
他の方のブログにもたくさん紹介されていますが、御許山九合目には拝殿だけがあって、本殿はないようですね。
ぼくが御許山を登った時は、他の登山者にあうことはなく、ひっそりとして静かな印象の山でした。でも、ときどき登山イベントが開催されていて、このときはにぎやかになるようですね。