大分県宇佐市の鷹居八幡神社参道に、猿田彦大神の像が刻まれた庚申塔があります。
場所:大分県宇佐市上田 鷹居八幡神社
座標値:33.530117,131.353599
右側へ首を傾けた猿田彦大神は、あごに髭をたくわえており、両手で杖を把持しています。猿田彦大神の頭上には月と雲が刻まれます。
↓庚申塔に向かって右側面に、建立年月が刻まれているようですが、ほとんど文字はみえなくなっています。かろうじて「宝」という文字がみえるようですが、はっきりとはわかりません。
もしかしたら宝暦年間(1751年から1764年)に建てられた庚申塔なのかもしれません。
この庚申塔は、鷹居神社へとむかう参道の右側に祀られていました。鷹居神社本殿から測ると、約80m手前に↓下のような、地蔵菩薩が数体祀られているお堂があります。そのお堂の右側軒下に庚申塔が祀られています。
鷹居神社境内には、美しい花畑がひろがっていました(2019年4月20日)。
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これとよく似た像が刻まれた庚申塔が、宇佐神宮へとつづく勅使街道(ちょくしかいどう)沿いにもあります。勅使街道沿いに建てられている百體殿(ひゃくたいでん)という小さな神社の境内に、猿田彦大神が刻まれた庚申塔が祀られています。
百體殿の庚申塔にであったときは、猿田彦大神の像が刻まれている庚申塔があることをしらなかったときのことなので、庚申塔ということがわかりませんでした。
猿田彦大神の像が刻まれた庚申塔をみると、その頃のことをなつかしく思います。