鹿児島の「田の神さま」。土地を守る神様から、生産を司る神様となり、福徳を招く神様というように、その信仰の幅が広がっていきました。
右手にメシゲ、左手に握り飯を持ち、藁苞(わらづと)を背負っています。結婚式の場にも持ち込まれたこともあるといいます。
参照:民間信仰 (桜井徳太郎著)P.40-43
写真の「田の神さま」は、鹿児島県鹿児島市東谷山の桜川公園のいっかくにまつられていたものです(座標値:31.532938,130.522632)。2019年の11月に鹿児島県を旅し、田の神さまをさがして鹿児島内をめぐっていたときの1枚です。
書籍『民間信仰』を読んでいたとき、この話題が紹介されていたので、当時をなつかしく思い出しました。