日々の”楽しい”をみつけるブログ

福岡県在住。各地の史跡巡りが好きで、九州北部を中心にNikon D750をメイン機として史跡を撮っています。詳しい撮影場所は各記事に座標値として載せていますので、座標値をGoogle MapやWEB版地理院地図の検索窓にコピペして検索すると、ピンポイントで撮影場所が表示されます。参考にされてください。

国東半島での荒神様のまつられかた 大分県国東市国見町竹田津

土公神(どこうじん)と刻まれた石塔を、大分県国東市国見町竹田津で2020年にみつけることができました。この神様がなんなのか?以前、記事にしていました(参照:生活の中心の神様が道ばたに祀られていた

 

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場所:大分県国東市国見町竹田津

座標値:33.665847,131.560942

 

民間信仰 (桜井徳太郎著)P.159-161を読んでいたとき、また、この土公神という神さまが、「屋敷祭と荒神祓-1.外荒神と内荒神」の章で紹介されていました。ここに紹介されている情報を以前の記事に追加するかたちで、今回はご紹介します。

 

民間信仰 (桜井徳太郎著)』のなかでも土公神は、その土地の神、つまり屋敷神として紹介されています。この屋敷神というのは荒神様のひとつであり、以下のように分類されています(P.159)

 

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写真の土公神(どこうじん)の別名は外荒神(そとこうじん)、屋敷荒神(やしきこうじん)ともいうということです。

 

外荒神ともいう。荒々しい神で、祭日以外は手を触れたり、なかに入ってはならないなど厳しい禁忌をもっている(民間信仰P.160 屋敷荒神)

 

外荒神に、このような厳しい禁忌があるのは外荒神が金神(こんじん)信仰とまざりあったためと考えられます。金神信仰というのは、「金神がおられる方角はあらゆることが凶となる」という、なんとも物々しいもので、「この方位を犯すと家族7人が死に、家族が7人いない場合はとなりの家の人まで殺される」という強い強制力をもった信仰です(参照:金神 - Wikipedia

 

外荒神に対して内荒神の神さまもいるわけで、内荒神がとくに人々にまつられるケースというのは、家を新築し、新しくカマドをつくったりした場合です。こんなときに火の神様である内荒神をまつり、神官に祈祷してもらいます。しかし、大分県を含む西日本では、このように内荒神メインとなるイベントはあまりないらしく、あくまでも外荒神がメインだということです(参照:民間信仰 (桜井徳太郎著)P160-161)

 

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荒神様の供養まつりの様式