福岡県の宮若市、鞍手郡、直方市にまたがる六ヶ岳にのぼる途中で、何のために建てられたのかわからない建物があります。コンクリート製のその建物は、宮若市龍徳側の登山口からの登山道わきにあります。
場所:福岡県宮若市龍徳
座標値:33.73828,130.6835059
標高がちょうど70.0m地点に建物はあり、8つの足をもつ巨大な乗り物のように、山の斜面に沿って立っています。風雨にさらされ煤けたモノクロの壁は、重厚な雰囲気をかもしだしています。
建物内に入るための入口は、みたところどこにもないようです。8つの柱の高さは、目測で3~4mはありそうです。この建物はいったい何なのでしょう?
Google Lensで調べてみると「ホッパー」とよばれる、鉱物を一時的に貯蔵するための建造物だという結果がでました。憶測ですが、このホッパーの上部あたりに、なんらかの鉱物をほりだすための坑口があり、この坑口からとりだされた鉱物がホッパーに入れ込まれていたと考えられます。
そして、おそらく、ホッパーの下側から鉱物をおとすための穴があいており、この穴から運搬のための車両などに鉱物をつめこんでいたと考えられます。
何の鉱物がとりだされていたのか、いつごろ鉱物が掘り出されていたのか、資料がないので憶測の域をでません。