わたしの記憶のなかで、わたしが実際に寝台列車をみたのはこれがはじめてです。もちろん寝台列車にのったこともありません。でも小さいころ、たしか『ブルートレインさくらごう』(砂田 弘著)を読んで「寝台列車にのって列車のなかで夜をすごしてみたいな…」というあこがれをもっていた記憶があります。
この列車は「14系寝台客車」とよばれます。案内板によると正式の名称は「スハネフ系11」というそうです。北九州市門司区にある鉄道記念館に保存されています。
場所:福岡県北九州市門司区西海岸
座標値:33.943241,130.961386
「スハネフ」というのはききなれない名前です。それもそのはず。列車特有の記号の組み合わせのようです参照。
「ス」=重量を表す記号でスチールの”ス” (37.5~42.5トン)
「ハネ」=B寝台車
「フ」=ブレーキの”フ”で車掌室または手ブレーキ・車掌弁がある客車
…ということをあらわしています。
客車内は見学ができませんでした。この寝台の2F部分にはどうやってのぼったのだろう?と、妻とはなしました。
こちらのブログ(14系寝台客車 スハネフ14系11 九州鉄道記念館 - 観光列車から! 日々利用の乗り物まで)で、車内の詳細な写真が掲載されています。この写真を拝見しても、どこに足をかけて2F部分にのぼっていたのかわかりません。
向こう側の窓てまえに取っ手がついた支柱があります。この支柱は、下の座席の座面高さまで伸びています。この支柱につかまり、足を下の座席→窓枠にかけて2Fの寝台へと登るのではないかと考えました。
2Fにのぼるためのハシゴかなにかが設置されているものだと考えていましたが、もし想像があたっていたとしたら、なかなかのワイルドさが求められると感じました。