西鉄北九州線は2000年(平成12年)までにぜんぶ廃止されました。その線路跡がいまどうなっているのか、たどってみました。昨日に投稿した記事(西鉄北九州線跡をたどる その①『折尾停留所跡』)のつづきです。
約20年経過した「西鉄北九州線-北九州本線-跡」は、工事車両専用道路としてのこされていて、現在も住宅街のそばをはしっています。
場所:福岡県北九州市八幡西区北鷹見町
座標値:33.862636,130.715198
場所:福岡県北九州市八幡西区長崎町
座標値:33.863275,130.722732
Google mapの衛星写真をみると軌道跡がよく確認できます。
(33.863562,130.723570)地点の高架から「西鉄北九州線-北九州本線-跡」を見下ろしたものです↓ JR鹿児島本線と並走していることがわかります。
上の写真を撮った位置から反対方向の東側をみると、金山川をながめることができます。その金山川に架かる北九州本線の鉄橋です↓
福岡県北九州市八幡西区陣原三丁目(33.865727,130.738546)地点で撮影↓ 県道11号線が高架となり、その下を西鉄北九州線-北九州本線-がとおっていました。
福岡県北九州市八幡西区陣原三丁目(33.865787,130.739353)地点で撮影↓ 線路跡に新しい住宅がズラッと建てられています。
衛星写真でみると、はっきりと線路跡に住宅がならんでいます。
福岡県北九州市八幡西区陣原一丁目(33.866784,130.750706)地点で撮影↓ 割子川を西鉄北九州線がわたる場所です。こんなふうに橋がかかっていたのではないかという想像図です。
割子川の西側に、橋が架かっていたとおもわれるレンガ造りの土台がのこっています。レンガの土台以外は橋の痕跡はのこっていませんでした。
この地点から黒崎方面(東方面)にすすむと、JR鹿児島本線や筑豊電鉄と線路が合流し複雑となっていたために、わたしは西鉄北九州線の痕跡をたどるのがむずかしかったです。そのため、探索はここまでとしました。
わたしが、まだ高校生のころまでは、ときどきこの西鉄北九州線-北九州本線-を利用していました。今回たどった廃線跡区間を電車にのって外の景色をながめていました。懐かしい思いとともに、線路の痕跡をみつけてゆくのは、パズルを解いていくようで、やっぱり楽しいものでした。