西鉄北九州線は2000年(平成12年)までにぜんぶ廃止されました。その線路跡がいまどうなっているのか、たどってみました。
上図の点線は西鉄北九州線の一部、北九州本線です。北九州本線は、北九州市八幡西区の「折尾駅-黒崎駅」間をはしっていました。
西鉄北九州線(北九州本線)の折尾停留所跡です。停留所は高架橋駅となっていて、駅の橋げたはレンガ製三連アーチです。折尾駅の南東約100m地点にあります。
場所:福岡県北九州市八幡西区南鷹見町
座標値:33.863042,130.713456
三連アーチのうち一番東側のアーチは生活道路とななめに交差します。そのためアーチをななめにつくる「ねじりまんぽ」と呼ばれる特殊な造りをしています。
「ねじりまんぽ」は全国で29か所しか確認されておらず、この折尾のものは、そのなかでも最大といわれます参照。
三連アーチのうち一番西側とまんなかのアーチは資材置き場です。その資材置き場の南側が市営の駐輪場になっています。
これら二つのアーチは、生活道路が通る一番東側のアーチとは造りがちがい、やや武骨です。よく人の目にふれる箇所は美しくしようとする、つくった方々のこだわりが感じられます。