日々の”楽しい”をみつけるブログ

福岡県在住。各地の史跡巡りが好きで、九州北部を中心にNikon D750をメイン機として史跡を撮っています。詳しい撮影場所は各記事に座標値として載せていますので、座標値をGoogle MapやWEB版地理院地図の検索窓にコピペして検索すると、ピンポイントで撮影場所が表示されます。参考にされてください。

廃線跡探訪-漆生(うるしお)線の才田駅とコンクリート橋梁- 福岡県嘉麻市漆生

かつて、福岡県嘉麻市の「下鴨生駅」から「下山田駅」までを結んでいた漆生(うるしお)線という廃線をめぐってみました。漆生線の廃線跡について参照させていただいたのが、サイト『鉄歩の達人-廃線探索-漆生線』です。

 

漆生線のだいたいの位置が、福岡県の下図の場所になります。総距離は7.9㎞。10㎞にもとどかないために、体力があれば歩いてでもめぐれる距離です。

f:id:regenerationderhydra:20201108053155j:plain

開業は1913年、廃止は1986年で、石炭運搬をおもな目的として約73年間運営されていた線です参照

 

漆生線の跡がよく残っているわかりやすい場所はどこか、『鉄歩の達人-廃線探索-漆生線』で調べていると、以下の4か所で鉄道跡がみられることがわかりました。北から順番に場所と座標値をならべています。

 

鴨生駅跡

場所:福岡県嘉麻市鴨生

座標値:33.606726,130.732037

 

漆生駅跡

場所:福岡県嘉麻市漆生

座標値:33.590734,130.721204

 

才田駅跡

場所:福岡県嘉麻市漆生

座標値:33.579491,130.728902

 

コンクリート製橋梁

場所:福岡県嘉麻市牛隈

座標値:33.572710,130.734223

 

この4か所のなかでも、使われていた当時のものがそのまま残っている場所が、「才田駅跡」と、「コンクリート製橋梁」です。今回の記事ではこの二つの史跡をご紹介します。

 

才田駅跡の写真がこちらです↓

f:id:regenerationderhydra:20201108060311j:plain

漆生線が廃止される1986年に役目を終えた駅です。待合所の屋根と、ホームの一部が残されています。駅舎のない無人駅でした。

f:id:regenerationderhydra:20201108060517j:plain

いまでもホームのすぐ前に、線路がとおっていたとおもわれる跡が轍(わだち)とともに残っています。

f:id:regenerationderhydra:20201108060943j:plain

f:id:regenerationderhydra:20201108062421j:plain

廃屋となった民家の前を廃線跡がとおっています。廃線跡は、そのまま車が通る陸橋と立体交差し、南方へとすすんでいます。

f:id:regenerationderhydra:20201108063438j:plain

線路跡は用水路をわたり、水田の西側を南へとのびます。用水路をわたる橋部分に鉄製の柵がのこっています。線路跡には草木が繁茂し、その跡はとちゅうから消えています。

 

この陸橋地点から南東へ860mほど線路跡がすすむと、一般道と交差するコンクリート製橋梁が確認できます。

f:id:regenerationderhydra:20201108064222j:plain

この場所を衛星写真で確認してみます↓。上下に同じ衛星写真をならべていて、下の衛星写真には図を挿入しています。上側の衛星写真をみると、なんとなく森のなかに廃線がはしっている箇所がみえます。それだけだとわかりにくいので、下の写真に線路跡を赤点線で示しています。

f:id:regenerationderhydra:20201108065726j:plain

図解した下側の衛星写真をみてみると、コンクリート製橋梁が2基ならんでいることがわかります。コンクリート製橋梁②がこちらです↓ 車道から徒歩で東側の農道にはいりこむと、コンクリート製橋梁②がみえてきます。

f:id:regenerationderhydra:20201108070456j:plain

f:id:regenerationderhydra:20201108070143j:plain

 

コンクリート製橋梁②をすぎると、線路跡はふたたび森のなかをはしります。

f:id:regenerationderhydra:20201108071507j:plain

森のなかを220mほどすすんだあと、線路跡は県道443号線と合流します↓

f:id:regenerationderhydra:20201108071808j:plain

なんとなく藪のなかに線路があった跡があるようにみえます。このあと線路跡は新しくできた県道となって、その痕跡は確認できなくなっています↓

f:id:regenerationderhydra:20201108072028j:plain