日々の”楽しい”をみつけるブログ

福岡県在住。各地の史跡巡りが好きで、九州北部を中心にNikon D750をメイン機として史跡を撮っています。詳しい撮影場所は各記事に座標値として載せていますので、座標値をGoogle MapやWEB版地理院地図の検索窓にコピペして検索すると、ピンポイントで撮影場所が表示されます。参考にされてください。

秋芳洞のみどころ⑦/⑪ 傘づくし・大黒柱・千畳敷(せんじょうじき)

正面入口→青天井→長淵→百枚皿→洞内富士→千町田…と、秋芳洞のみどころを見てきました。今回は千町田のすぐ北側にある傘づくし・大黒柱そして千畳敷(せんじょうじき)の写真をご紹介します。

 

場所:正面入口から約500m~700m

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傘づくし

洞窟内の天井からツララのような鍾乳石が何本もたれています。見やすいように照明がてらされているのでありがたいです。上の写真の左下に遊歩道があり人が2人歩いています。洞窟内のスケールの大きさがなんとなく感じられるのではないでしょうか。

 

天井から滴る地下水に石灰分が含まれ、これにより、徐々にこの”ツララ”ができあがっていきます。天井のツララは鍾乳石と呼ばれます。いっぽうで、水滴が床面に落ちて、タケノコのように床に盛り上がっていっている鍾乳石は石筍(せきじゅん)と呼ばれるようです。

 

むかしの傘屋さんは天井から傘をぶらさげて売っていたそうで、秋芳洞のこの場所がむかしの傘屋さんに様子が似ていたため、「傘屋の天井」とか「傘づくし」と呼ばれるようになりました(参照:秋芳洞の自然観察P11)

 

↓こちらは大黒柱と呼ばれる石柱です。天井からのびる鍾乳石と、地面から盛り上がる石筍がついに合体し一本の柱となったものです。

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傘づくしと大黒柱がある場所はほぼ同位置です。この場所から左手に空滝(からたき)を見ながら、ゆるやかな坂道(階段)を登って100m弱歩をすすめます。

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空滝

このあたりは地下水が天井から滴る場所は少ないようです。傘づくしや、この空滝を眺めてみると、表面は水で湿っていません。むかし造られた造形物であり、現在では成長が止まっているものなのでしょう。

坂道を登る途中で千畳敷(せんじょうじき)と呼ばれる広い空間に入っていくことになります↓

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千畳敷を坂の上から見おろす

この写真は坂をのぼりきり後ろをふりかえったところです。遊歩道に何人か人が登って生きているのが写っています。人が豆粒のようです。ゴロゴロとした大きな岩があちこちに転がっていますが、これらはむかし天井が落ちたものなのだそうです(参照:秋芳洞の自然観察P12)

 

これらの落盤の下にある礫層は約2万3000年前のものなので、天井から石が落ちたのは2万3000年以降に起きた事件だったようです。

 

こんな大きな岩が天井から落ちてくるなど、想像すると恐ろしいですが、もう1万年も前に地質は安定したそうで、それ以降は大きな落盤は起きていないそうです。

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千畳敷

ここまで秋芳洞正面入口から700mほどの場所まで見てきました。あと300mほどで、観光客が歩ける場所としてはゴールとなります。