2018年3月4日に「平家とつながりがある白い五輪塔」という記事をご紹介しました。
https://www.ku-hibino.com/entry/2018/03/04/073106
この白い塔は、天野一族が自決したときに、その供養を目的として建てられた五輪塔であると、「北九州の史跡探訪」(北九州史跡同好会)で紹介されていました。天野氏は、平家方の武将の家臣であったそうです。だから、壇ノ浦の戦いで平家が滅びたとき、同時に天野氏も自決したと云われています。
現在(2018年12月)白い五輪塔がある場所は以下の場所ですが、もともとは逆水(さかみず)の大木戸(おおきど)という場所に祀られていたそうです。
場所:福岡県北九州市若松区安屋 戸明神社
座標値:33.927139,130.717556
その大木戸という場所がどこにあるのか、探し回っていました。おそらく昔からある小字(こあざ)などの古い地名なのでしょう。民家の塀などに掲げられている住所プレートを探してみても、「大木戸」という文字は見当たりませんでした。
まあいつか見つかるだろう…と半分探すのを諦めていました。
そんな矢先、地元に住んでいるかたから、ありがたい情報を得ることができました。「大木戸」という地区は、現在、逆水池という貯水池があるあたりと教えていただきました。地図で確認してみます。
上の地図は北九州市若松区安屋という場所です。逆水池という三日月型の池がありますが、そのほとりに老人ホームの記号が記載されています。実際、特別養護老人ホームがあるのですが、この場所が「大木戸」という地名なのではないか…と地元のかたからの情報です。
この逆水池のふきんを探してみると、もしかしたら「大木戸」という地名の痕跡を見つけることができるかもしれません。