福岡県北九州市の若松区に、小石観音寺というお寺があります。お寺の外観はとてもきれいで、比較的あたらしい寺院のようにみえます。しかし、このお寺の歴史はふるくて、1185年(寿永4年)にはじめ建てられたとされています。
1185年の壇ノ浦の戦いでやぶれた平家の武将が、平家一門の霊をとむらうために、この地にお堂を建てたことがはじまりとされています(参照:『北九州歴史散歩 筑前編』P.20)。
この小石観音寺の境内に、ふるい五輪塔群が10基まつられています。
場所:福岡県北九州市若松区中畑町
座標値:33.912045,130.786471
小石観音寺の境内をはいると正面と左手側に階段がみえます。その左手側の階段にちかづくと樹の根もとに、これら五輪塔群がまつられているのがわかります。
この五輪塔群の由緒は不明です。『北九州歴史散歩 筑前編』では…村人たちが持ち寄ったのではないか…と紹介されています。