ずいぶんと遠い場所まで、棚田の夕景を、写真に撮りにきました。でも、ほんとに来てよかったと思います。それくらい、この景色を前にしてインパクトを受けました。
場所:山口県長門市(ながとし) 油谷(ゆや)後畑(うしろばた)
地図:Google マップ
後畑(うしろばた)という地区に着いたのは、日がもうすぐ沈むという18時30分頃。でも、まだまだ強い日光が、海に反射してギラギラしていました。その時間帯に写真を撮っても、海からの光が強すぎて、棚田の美しい景色の、いい部分がうまく引き出せないように感じました。
30分くらい待って、日が水平線に沈み光が弱くなると、夕日特有の赤い光が棚田を照らし始めました。あまり光が弱くなると、棚田の凹凸がはっきりとしなくなり、のっぺりとした印象となるようです。
日が沈み、でも雲に反射する夕日で、比較的弱く田んぼが照らされる時間帯が、いちばん美しいように感じました。
東後畑棚田の写真をネットで検索してみると、稲の苗が伸びきっていない時期…田んぼにはられた水がまだ稲に隠れていない時期…の写真が多くでてきます。棚田の写真は、その時期の写真がやっぱりいちばん綺麗なんでしょうね。
特にここの棚田は、日本海に浮かぶイカの漁火(いさりび)といっしょに、水のはられた水田を撮るのがベストコラボのようです。「【棚田情報】「東後畑の棚田」が水を張り始めました(4月14日現在)」こちらのサイトを見ると、だいたい6月中旬ごろが、写真の撮り頃なんだそうですよ。