大分県国東市(くにさきし)国見町千燈(せんとう)にある旧千燈寺。ここの護摩堂跡(ごまどうあと)の紅葉が今年もやってきました。イチョウの落葉が綺麗です(2014年12月3日現在)。
ここが国東半島で、時期的に最後の紅葉。このスポットを撮り終わると、「もう冬だな…」という感じになります。
↑仁王像の傍にある立派なイチョウから落葉するので…
護摩堂跡が黄色のじゅうたんが敷かれたようになります。
旧千燈寺跡(きゅうせんとうじあと)を散策
以下は境内の散策です。石畳が、杉林の中を奥ノ院まで続きます。
長い石段の上に奥ノ院が見えてきます。
↓奥ノ院
岸壁に穴が掘られ、ここに奥ノ院が建てられています。
↓伝説の僧 仁聞(にんもん)が入寂【亡くなった】たとされる岩屋。奥ノ院のすぐ脇にあります。仁聞は国東半島の寺院を開いていったとされる僧です。説によっては”仁聞は存在しなかった”というものもあり、今も謎のままです。
↓奥ノ院脇から、さらに山道を進んでいくと…
↓開けた場所にでます。こんなに山奥に、旧千燈寺跡はあるんだと、あらためて確認できる場所です。
奥ノ院から五輪塔群まで
境内の各所に権現さまが祭られてます。国東半島をまわると神社と寺院が同じ場所に建てられているのを見かけます。これもお寺の境内に神様が祭られていて、神仏習合(しんぶつしゅうごう)の現れと考えられます。
↓境内を散策すると、こんな五輪塔群もみられます。下の五輪塔のなかにひときわ大きくみえる塔がありますが、これが国東塔(くにさきとう)。宝塔の一種です。
↓旧千燈寺跡の国東塔は、特に仁聞国東塔(にんもんくにさきとう)と呼ばれます。
↓さらに道を進むと、こんなにたくさんの五輪塔がみられます。はじめて見たときは、その数の多さに圧倒されました。この五輪塔群のなかに、仁聞(にんもん)のお墓があります。
冒頭に紹介した紅葉をみるためだけではなく、じっくりと写真を撮りたいときにも足を運ぶお気に入りの場所です。