大分県、国東町の鶴川という地区に地主神社があり、ここの境内に6基の庚申塔が一カ所に集められ、祀られています。6基の庚申塔に向かって左側の庚申塔から順にご紹介してゆきます。ひと記事につき、1基ずつご紹介してゆきます。
場所:大分県国東市国東町鶴川
座標値:33.5593605,131.7357941
まずは、一番左側に祀られる庚申塔です。逆光が強く、像容がみえにくいため、写真をHDL(ハイダイナミックレンジ)にかけ、さらに白黒にして表面の凹凸を強調して、像容をはっきりとさせます。
さらに以下の写真において、各部を拡大して像容を確認してみます。
一面六臂の青面金剛の両脇に二童子が刻まれています。
さらに、青面金剛のしたには三猿、三猿のさらにしたには二鶏が確認できます。
庚申塔に向かって右側面に、「享保十四己酉九月」とまで確認できます。享保14年は西暦1729年、干支は己酉(つちのととり)です。