福岡県 行橋(ゆくはし)市の行事(ぎょうじ)という地区に、正ノ宮正八幡神社(しょうのみやしょうはちまんじんじゃ)が鎮座します。この神社には合計6基の庚申塔が祀られており、前回の記事では、拝殿前にまつられる1基の庚申塔をご紹介しました参照。
今回からの記事では、神社の参道脇に祀られる5基の庚申塔を順にご紹介してゆきます。今回の記事では、↓下図の「庚申塔①」をご紹介します。
↑参道の様子。両側に庚申塔がずらっと祀られています。
「庚申塔①」は猿田彦大神が主尊です。庚申塔の側面や背面には建立年などの銘は刻まれていません。
場所:福岡県行橋市行事
座標値:33.7344334,130.9678008
しかし、台座部分に建立年などが刻まれているようです。「己巳(つちのとみ)」という干支と、「四月」という文字が見えますが、元号部分ははっきりとよみとれません。建立年は残念ながら推測することはできません。
台座の正面部分には、庚申講メンバーらしき名前が確認できます。