日々の”楽しい”をみつけるブログ

福岡県在住。各地の史跡巡りが好きで、九州北部を中心にNikon D750をメイン機として史跡を撮っています。詳しい撮影場所は各記事に座標値として載せていますので、座標値をGoogle MapやWEB版地理院地図の検索窓にコピペして検索すると、ピンポイントで撮影場所が表示されます。参考にされてください。

真玉寺の境内にまつられる庚申塔① 大分県豊後高田市西真玉

国東半島の北西部に位置する真玉(またま)寺。真玉寺には、二基の庚申塔がまつられています。今回の記事では、そのうち一基をご紹介します。

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真玉寺内 2基あるうちの1基の庚申塔

場所:大分県豊後高田市西真玉

座標値:33.6017036,131.4757233

 

真玉寺は下の写真のように、周囲を池でかこわれています。真玉寺の北側に、Google mapでは「真玉城」とかかれている広場があります。むかし、真玉城が築かれていたのでしょうか。ここに車をとめられるスペースがあったので、停めさせていただきました。

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真玉寺は池で囲われている

池の上にかかる道をとおって、真玉寺境内をめざします。真玉寺自体が、まるで堀にかこわれたお城の跡のような印象を受けます。

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水の通り道が開いている石道で境内へ進む

真玉寺の山門前に仁王像や経塚などの石造物がならべられています。そのなかに、庚申塔もみられます。

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山門周囲にある石造美術群

山門にむかって左側に、経塚とならべられた庚申塔をみつけることができました。

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経塚と並べられている庚申塔

庚申塔の像容はかなり見えにくくなっています。火焔光背をせおう青面金剛のうでは、確認できるかぎりでは4つの腕があるようです。身体の前側には複雑な模様がきざまれているようですが、それが服のひだなのか、身体の前であわせられた手なのかは判別することはできません。

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青面金剛の両脇に二体の像がきざまれています。二童子かもしれませんが、細みの身体や、正面ではなく横をむいて背をまるめたような恰好から、二猿だと想像されます。

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一番下部に刻まれる二鶏

二猿の下には二羽の鶏がきざまれ、二羽とも中央部をむき、横向で刻まれています。

 

小林幸弘氏の著した『国東半島の庚申塔総覧』P.46によると、この庚申塔の高さは85㎝とあります。成人のおよそ腰あたりの高さがある庚申塔です。

 

次回は、真玉寺にまつられるもう一基の庚申塔をご紹介します。