福津市上西郷に太平寺があります。太平寺には参拝者用の駐車場があります。下の写真のようなお堂にむかって、左側に四基の石塔がまつられており、そのうち二基が庚申塔であることが確認できました。
もう二基の石塔には刻まれている文字がみえなかったり、わずかにしか残っておらず、庚申塔であるかは判断できませんでした。
四基の庚申塔のうち、一番右側の石塔がこちらです↓ めずらしく青面金剛の名がきざまれています。建立年はわずかに「正」という文字のみがみえるのみ。それ以下の文字は判読できませんでした。江戸時代に「正」という頭文字のつく元号は「正保(1645~1648)」と「正徳(1711~1716)」の二つだけです。
碑面 | 碑面(建立年) |
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青面金剛尊 | 正□□□ 正月吉日 |
場所 | 座標値 |
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福岡県福津市上西郷 | 33.752590,130.504828 |
この庚申塔のとなりにあるものは享保十年(1725年)建立のようなので、1700年代である正徳年間(1711~1716年)に、青面金剛尊の庚申塔も建立された可能性が高いとかんがえられます。
↓こちらは右から二番目の石塔…庚申塔です。
碑面 | 碑面(建立年) |
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庚申(塔) | 享保十乙巳天 |
建立年 | 干支 | 干支読み方 |
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1725 | 乙巳 | きのとみ |
場所 | 座標値 |
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福岡県福津市上西郷 | 33.752596,130.504832 |