北九州市 小倉のまちのなかに、猿田彦大神ではなく青面金剛の文字庚申塔がまつられていました。福岡県内で「青面金剛」の文字庚申塔がみられるのは珍しいと思います。この場所に庚申塔が祀られていることを知ったのはこちらのサイト(北九州まちかど探検)です。
場所:福岡県北九州市小倉南区城野
座標値:33.853920,130.883087
むかしからの狭い路地がのこっていると思われる住宅街のいっかくに、「青面金剛」という文字がおおきく刻まれた庚申塔↓ 庚申塔の周辺はきれいに掃除がされています。またきれいな花も供えられています。
↓ちょうど「城野(じょうの)三丁目7番」の看板のまんまえに祀られています。
庚申塔にむかって左側面に建立年月などの銘がきざまれています。風化により見えにくくなっているために写真を加工して凹凸を強調してみます↓ するとかろうじて「文化二 □夫□正吉 講申」という文字がみえます。
文化二年は1805年。「□夫□正吉」の部分は、この庚申塔をつくったかたの名前がきざまれていると予想されます。
「北九州まちかど探検」では、青面大金剛尊と刻まれた庚申塔が福岡県遠賀町尾崎という地区にもあるとのことです参照。機会があればさがしてみたいと思います。