大分県の国東半島にある庚申塔のご紹介です。今回の庚申塔は、杵築市の大田永松、権坊という地区にある山神社にまつられていました。↓下の写真は山神社参道の入口付近をうつしたものです。のぼりはじめの階段がとても急で、つれてきていた子どもは怖がり、この階段ののぼりおりができませんでした。そのため、子どもをかかえながらの参拝となりました。
のぼりはじめてすぐに一の鳥居がみえてきました。鳥居の手前、左手側に庚申塔がまつられていました。
場所:大分県杵築市大田永松
座標値:33.518350,131.567684
↓みたところ一面二臂の青面金剛像のようですが、左手に弓をもち、右手に矛(ほこ)をもっているようです。弓と矛というくみあわせは、おかしい感じがします。弓と矢ならば合点がいきます。はっきりとはしませんが、もしかしたら右手側に矢をもつ手があるのかもしれません。そうすると一面四臂とも考えられますが、目視で確認できるのは、一面二臂です。
青面金剛の両脇には二童子がひかえます。そして青面金剛の足下には三猿、二鶏がきざまれます。さらにその下に庚申講を構成するメンバーの名前がきざまれているようです。
庚申塔にむかって右側面には享保四年…1719年…ときざまれています。
左側面にも、なにか文字がきざまれていたようですが、なにがきざまれているのかは確認することはできませんでした。