新原(しんばる)・奴山(ぬやま)古墳群のひとつである22号墳の上には縫殿宮というお宮がありましたが、いまでは建物がなくなり、建物がたっていたと思われる場所には台座だけが残され、その台座の上に石が積まれています。
場所:福岡県福津市勝浦
座標値:33.817607,130.485892
数年前に、縫殿宮を訪れたときには、墳丘へ登る階段の前に白い鳥居がたてられていた記憶があります。しかし現在(2019年6月15日)には鳥居はとりはずされていました。また、縫殿宮ときざまれた扁額(へんがく)とともに、石祠も↓この場所に祀られていたと記憶していましが、それもなくなっていました。
この縫殿宮が祀られていた22号墳から東へ約1㎞いった場所に「縫殿神社」があります。兄媛(えひめ)という神さまが縫殿神社には祭られているために、22号墳上のこの縫殿宮も兄媛とかかわりのある神さまが祭られていたのかもしれません。
縫殿宮を訪れたのは、雨が多く降った後の夕暮れです。湿気の多い艶やかな感じを写真におさめてみたかったのですが、なかなか思い通りに表現ができませんでした。