日々の”楽しい”をみつけるブログ

福岡県在住。各地の史跡巡りが好きで、九州北部を中心にNikon D750をメイン機として史跡を撮っています。詳しい撮影場所は各記事に座標値として載せていますので、座標値をGoogle MapやWEB版地理院地図の検索窓にコピペして検索すると、ピンポイントで撮影場所が表示されます。参考にされてください。

飛幡八幡宮の庚申塔と戸畑祇園山笠

平成30年は戸畑祇園が7月27日から7月29日まで行なわれています。まだ一度も戸畑祇園の山笠をみたことがないので行ってみることにしました。

戸畑にある4地区で、それぞれ山笠が出されるようで、上の写真は高峰、浅生地区の東大山笠です。夜になり提灯山笠となっています。

 

この山笠が通るときには、車通りの多い道路も交通規制が行われます。

 

ヨイトサ、ヨイトサのかけ声とともに、巨大な笠がすごいスピードでたくさんの男達に担がれていき大迫力です。

その笠の後ろから一般車がついていくような形になるので、大名行列のようでした。祭りでは、この大山笠がじかで見れたことで満足しました。

 

そんな祭りのなか、山笠が運びこまれる場所のひとつに飛幡八幡宮があります。以下は、飛幡八幡宮の境内でみつけた庚申塔です。

 

場所:福岡県北九州市戸畑区浅生

座標値:33.893478,130.827219

 

本殿に向かって右奥のほうに三基の石塔が祀られていました。そのうちの二基が庚申塔のようです。三基のうち真ん中の石塔がこちら↓ 

暗くてよく見えなかったのですが、「興玉神」と刻まれているようです。石塔の下の方に偏って文字が刻まれていたので、正確には「興玉」の部分しか確認できませんでした。

 

そして、↓こちらが「猿田彦大神」と刻まれた庚申塔です。特徴的な細長い石に刻まれています。

 こちらの庚申塔に向って左側面に「文久二年 壬戌 二月上的」という文字が見えます。もしかしたら読み取り間違いかもしれませんが、二月上的と刻まれているようです。上的とはなんなのか?

調べてみると、中国語で「上方の」という意味があるそうですが、二月上旬に造られたという意味なのかもしれません。

 

またおもしろいことに「庚申尊」とい文字も薄く大きく確認することができます。道祖神としての猿田彦ではなく、庚申塔として祀られているということが、この文字ではっきりします。

 

庚申塔に向かって右側面には「施主 西組中」と刻まれています。

戸畑を地図で確認してみるとこのような感じです↓

その西側といったら、今でいう「戸畑駅」のあたりです。戸畑祇園山笠の西組といえば西戸畑(戸畑駅北側)・東戸畑(幸町、千防)地区とされています(参照:戸畑祇園大山笠 - Wikipedia)。 上↑の地図の赤丸で囲まれた地域がおおよそ戸畑の西組と考えられ、ここの地区の人たちが庚申塔を祀ったのでしょう。