ゆっくり写真がとれる場所はないかな…と、夜の北九州を探していました。夜、カメラをもってまわることが、福岡県に来てからは、少なくなってきました。三脚を立ててゆっくり写真を撮るという勇気が、街中ではでないので。
北九州の八幡にある皿倉山からの夜景は、以前に撮ってみましたが、夜遅く行くのは、(いろんな人がいるので)けっこう勇気がいります。考えてみたら、北九州市のシンボルである若戸大橋は、夜に下から撮ったことがないな…と気づいたので、洞海湾(どうかいわん)へ行ってみることにしました。
ぼくのカメラでは、ISO感度をあげて写真を撮ると、かなり画質の粗さがめだってしまいます。夜だったら、三脚が必須なんですけど、でも考えてみるとネットに写真を挙げるくらいなので、思い切ってISO感度をあげて撮影してみました。
ISO 6400まであげると、手持ちでも、そこそこに手ぶれせずに写真を撮ることができました。ちょっと調べてみると、手持ちの限界は、「1/焦点距離」以上と言われているそうで、今回は35mmくらいの焦点距離だったから、1/35秒が限界のシャッタースピードなんですね。
今回のシャッタースピードは1/20秒と、少し限界を超えているけど、ガードレールにカメラを乗せたので、あまりブレずに写真を撮ることができました。
若戸大橋の下を、いまでも運航する若戸渡船↓
ISO感度をあげて写真を撮ると、夜でも明るく撮れるので、写真を撮る時間の幅が広がります。
「画質が粗くなるので、ISO感度を極力あげてはいけない」という、以前、雑誌かなにかで得た知識がじゃまして、楽しみの幅をせばめてました。あんまり画質にこだわらないで撮ってみるのも、写真を楽しむのに必要なんだなと感じた夜でした。