日々の”楽しい”をみつけるブログ

福岡県在住。九州北部を中心に史跡を巡っています。巡った場所は、各記事に座標値として載せています。座標値をGoogle MapやWEB版地理院地図の検索窓にコピペして検索すると、ピンポイントで場所が表示されます。参考にされてください。

氷点下11℃ はじめての福智山登山 福岡県北九州市

昨日、はじめて北九州市にある福智山に登ってみました。

 

強い寒波がきてるということで、山頂付近は雪が積もるかもしれないな…とは思っていました。けっこう積もってました。

アイゼンを持っていっていなかったので、下山はさんざんでしたよ。凍りついた斜面を何度も転びながら、やっと下りたという感じ。怪我をしなくてよかったけど、やっぱり冬に山登りをするときには、荷物になってもいいからアイゼンは持っていったほうがよかったな。

登り始めたのは、5時40分頃。まだ真っ暗。初めて登る山だから、やっぱり不安。こんなとき、現在地とこれから登るルートが確認できる地図アプリは心強い。

 

とはいえ、初めてで真っ暗なのでやっぱり、登山口をみつけるのに苦労しました。↓神社横を通って、白糸の滝横を通るルートを予定してたけど、そのルートを見逃してしまいました。結局、皿山という集落にある登山口に一度もどってから、登り始めることになりました。

ひとまず、登山道案内の看板がみえてひと安心。

登山道は踏み固められてるので、真っ暗でもルートを外れることはありませんでした。わかりやすい登山道でよかったです。

ときどき木立の切れ目から直方の夜景がみえました。真っ暗な山の中で、人のいるっていう灯りがみえると、ほっとしますね。

 

登山道はひたすらシンプルに登り登り登り。尾根づたいに登っていきます。

山頂手前には、840mほどのふたつのピークがあります。ここまでくると、やっと登ってきたという感じ。安心します。もうここでは2㎝くらい雪が積もっていました。北側からの風が強くて、登りで脱いでいた上着をもういちどしっかり着ました。

7時頃。夜が明けてきて、見通しがよくなってきました。直方の街を振り返ります。この景色をみると、登ってきた甲斐があったなと思います。これはコンデジの写真。

一眼レフではやく撮りたいな、と気持ちが焦ります。頂上についてから一眼レフをザックから取り出す予定でした。

小ピークから、福智山山頂がみえてきました。樹木はなくて、なんとも清々しい気持ちになるいい景色。西側には直方市、北東側には小倉がが見通せます。

山頂付近はたくさんのルートが入り乱れています。その中心近くに、木製の祠がありました↓

↓山頂がみえてきました。

↓雪にうもれて、三角点も確認。

山頂に設置されていた温度計をみてびっくり。氷点下11℃。

写真では伝わりませんが、この↓小倉方向から吹いてくる極寒の強風が冷たくて痛い。山頂についたので、ザックから一眼レフを取り出しました。

 

だけど、あまりの寒さで液晶画面の調子が悪くて、動きが鈍くなっていました。以前、大分県久住山に、登ったときも、こんな現象が起きたなと思い出します。

↓こちらは南側の香春(かわら)町方向。雪が降っているのが確認できました。

↓山頂の祠。

不動明王さまも寒そう。

↓山頂から西側をみやると直方の街と、おそらく…鷹取山がみえました。時間がじゅうぶんにできたら、福智山から鷹取山や、北側にある雲取山などへの縦走をしてみたいな。

あまりにも寒かったので、すぐに下山にとりかかりました。もと来たルートをそのまま戻ります。アイゼンを持っていなかったので、実はこれからが大変でした。

 

↓背が低い笹の向こうに小倉の街。

雪で覆われた美しい山道。

ちょっとの時間だけど朝日が差し、ほんのりと紅色になる雲など。

福智山山頂手前の小ピークをすぎて、本格的な下りになります。どんなにスティックを駆使しても、樹の枝を使っても、しゃがみながら下りても、アイゼンなしではツルツル。なんどもなんども転びながらの下山。

 

ザックにいれたカメラや携帯が壊れやしないか冷や冷やでした。でもなんとか無事に下山。

 

大変だったけど、やっぱり登山は楽しい。気持ちがスカっとします。