最近、本当にツイてなく、パソコンが壊れたと思ったら、プリンターも故障。そして、愛用していたカメラまでも…。幸いカメラは修理できそうなので、カメラ屋さんに預けてきました。
落ち込んでいても仕方がないので、気分転換に山へ行くことにしました。行き先は、大分県・宮崎県・熊本県にまたがる日本百名山、祖母山(そぼさん)です。
今日の写真は、妻のカメラを借りて撮影しました。
祖母山頂上からは阿蘇の噴火がしっかりと見えました。
予想以上の積雪
念のために持っていったアイゼンが役に立ちました。
平地では降雪がなかったのでアイゼンは必要はないだろうと思っていましたが、年のために持っていったアイゼンが役に立ちました。8~9合目は足首ほどまでの積雪。
無事登頂 ほっとひと安心
祖母山は、雄大な自然が魅力の山ですが、一方で、危険な側面も持ち合わせています。熊の目撃情報や遭難事故の多さは、事前に知っていたので、登山口に立つときは緊張しました。無事に登頂できた今、達成感とともに、大きな安堵感に包まれています。
↓熊とおぼしき大型動物の目撃情報は多数あるようです。
上の看板のポイントは…
・熊がいるかもしれないので、単独登山のときは念のため熊よけの鈴をつけてね
・特に平日 人の少ないときは気をつけて!
・笛やステッキでときどき音をならしてくださいね
・熊のエサになるようなものを捨てないで
・熊と鉢合わせしたら目をそらさず後ずさりして!
・熊をみつけたら自治体に教えてくださいね
ひたすら急登 修行のよう
祖母山は、本当に奥深い山でした。時間的に短いルートを選んだにも関わらず、往復で6時間もかかってしまいました。しかも、そのほとんどが急登! 息を切らしながら、一歩一歩足を進めるのは、まさに修行のようでした。
同じ九州の山でも、久住連山や由布岳とは全く違う印象です。 あの二つは、開けた草原や火山特有の荒涼とした風景が広がっていますが、祖母山は、うっそうとした原生林に覆われていて、神秘的な雰囲気があります。
個人的には、福岡県にある修験道の霊場、英彦山(ひこさん)に似た雰囲気を感じました。 あの山も、険しい岩場や深い森が多く、どこか厳かな空気が漂っています。
↓山頂から東方面を眺める
↓山頂から北方面を眺める
↓山頂から西方面を眺める
↓山頂から北東方面を眺める
登山道は↓こんな感じの急登が続きます
↓8合目あたりから水が凍結し、雪がみえてきます
↓谷にある滝も凍ってます
祖母山は山頂からの眺望が魅力的でした また春に登りたい
祖母山の登山道は、深い森の中を進むため、眺望はあまり期待できません。しかし、山頂にたどり着いた瞬間、視界が一気に開け、息を呑むような絶景が広がります。
今日はあいにくの薄曇りでしたが、それでも、雄大な山々が連なるパノラマに感動しました。はるかかなたには、先日登ったばかりの由布岳の姿も確認できました。
5月には、アケボノツツジが咲き乱れるそうですね。ぜひ、カメラが修理から戻ってきたら、その時期に再訪したいと思っています。今度は、青空の下で、あの感動的な景色を写真に収めたいです。
↓山頂の広場