福岡県北九州市にある石峰山(いしみねやま)に登ってみました。
石峰山 登山ルートの概要
石峰山は標高302mの低山。北九州市若松区にあります。登山にはいくつかのルートがありますが、今回は菖蒲谷貯水池(しょうぶだにちょすいち)という場所から登ってみました。
標高が300mだと、なんだか物足りなさを感じると思いますが、意外と登ってみると楽しいものです。たしかに、大分県の久住山や由布岳のように1000m級の山からの眺望は圧倒的スケールで、別世界です。
一方、低山の魅力は、仕事が休みの朝なんかに、朝ごはん前にちょっとひと汗かいてくる…という感じで、気軽に登れることだと感じています。実際、この石峰山も1時間程度で登って降りてこられるほどのルートです。
石峰山は若松の町からすぐアプローチできる場所にあります。若松はひと昔前、石炭の積み出し港として発展した町です。今となっては小さな町になったとはいえ、ちょっとした街並みです。そんな場所からすぐのところに、こんなに自然豊かな山があるのは魅力的です。
石峰山登山口
今回は菖蒲谷貯水池という、小さな池にある駐車場からの出発です。
菖蒲谷貯水池の駐車場は、若松駅から車で20分程度の距離。街中から少し山に入った静かな場所にあります。
登山口から山頂てまえの急登まで
↓駐車場から400m程度は谷部分を、ゆるやかな登りを歩いていきます。雨が降ったあとは、一部登山道が小川となっているところもあります。ジュクジュクしていて、すべりやすいので、こけないよう注意しながら登っていきます。
↓谷部をすぎると、登山道の分岐がみえてきます。高塔山に登る方向、百合野町に降りる方向、そして石峰山に登る方向の十字路となっています。
↓分岐部をすぎてからはゆるやかな登りになります。標高182m付近で、手づくり感が強く漂う休憩所がみえてきます。
↓標高214m付近。まだゆるやかな登りがつづきます。
両側は竹林がひろがり、天気のいい日は木漏れ日が気持ちい道です。
↓標高229m付近。地形図では送電線と登山道が交差していますが、実際、鉄塔が登山道の脇にみられます。地形図通りです。鉄塔のある場所は、地形図をみると小ピークになっているようです。この辺りの登山道はほとんど高低差はなくて、平地を歩いているような感じです。
山頂てまえの急登から山頂まで
標高240m付近から、急登がはじまります。といっても急な登りは、ほんのわずかの距離。400m程度です。
↓急登を登りきると、舗装道と登山道が合流します。”小石”という地区から伸びている舗装道のようです。標高297m付近です。
↓ここまで登ってくると視界が開け、北九州の街を一望できるようになります。”洞海湾”と”皿倉山”が正面に見えます。
↓山頂は広場となり、電波塔が建てられてます。
石峰山のさらに西側には、小さな山が連なり、ここを縦走することができるそうで、挑戦してみたいです。
まとめ
北九州の山はたくさんの人たちが登っているので、登山道が踏み固められ、とても歩きやすかったです。福岡県の他の低山も楽しんでみたいです。