2014年10月4日~11月30日の期間に、国東半島で芸術祭が開催されますよ。写真家 石川直樹さんの写真展や、芸術祭に参加されているアーティストたちのトークイベントなど、いろんな催し物が予定されてます。
地域の特性をひきだすアート作品が配置される
アートプロジェクトの一環として地域の特性を引き出すようなアート作品が、国東半島の6つの場所に配置されるそうです。(ガイドブックなどを見ると、もうすでに完成されたものもあるようですね)これは「サイトスペシフィックプロジェクト」と呼ばれてます。
↓アート作品「月の光」
作品が置かれている場所は、それぞれ特徴のある場所で、ぼくもよく足を運ぶ場所も多いので、なんだかわくわくします。それぞれのプロジェクトと、作品がある場所を今回は紹介します。作品の写真は、まだ撮っていません。ごめんなさい。
千燈プロジェクト
アーティスト:アントニー・ゴームリー
作品名:ANOTHER TIME XX
場所:国東市国見町千燈
↑作品のある五辻不動尊から眺めた光景
伝説の僧、仁聞(にんもん)菩薩が修行したとされる五辻不動尊ちかくに作品が配置されてます。周防灘が一望できる険しい岩山に、御堂がはりつくように立てられています。
↓風の強い日はきをつけないと!
並石(なめし)プロジェクト
アーティスト:勅使川原(こしがわら)三郎
作品名:月の木、光の水滴
場所:豊後高田市一畑1587
鬼城岩峰(きしろがんぽう)と呼ばれる奇岩峰群をうしろにひかえて並石ダムが広がります。春は桜の名所にもなりますよ。
香々地プロジェクト
アーティスト:オノ・ヨーコ
作品名:見えないベンチ、念願の木
場所:豊後高田市見目4060
春は菜の花、夏はヒマワリが美しい。姫島を含む周防灘を一望できます。このあたりはリアス式海岸で、めずらしい海蝕洞窟も見ることができますよ。
真玉プロジェクト
アーティスト:チームラボ
作品名:花と人、コントロールできないけれども、共に生きる(Kunisaki Peninsula)
場所:豊後高田市臼野
日本の夕陽百選にも選ばれている絶景がみられます。引き潮のときに、この光景がみられますよ。
岐部プロジェクト
アーティスト:川俣正(かわまた ただし)
作品名:説教壇
場所:国東市国見町岐部536
キリスト教に改宗した人が多かったといわれる地域です。↑この地域ではあまり写真をとっていないので、国見の海岸の写真を…。これを機にキリスト教にゆかりのある地にも足を運んでみたいと思いました。
成仏プロジェクト
アーティスト:宮島達男
作品名:Hundred Life Houses
場所:国東市国見町成仏
約1万年前から人々が住んでいたと考えられている地域。成仏岩陰遺跡からは、石器、矢じり、獣骨などが発掘されてます。↑成仏寺の写真も手元にないので、近くにある文殊仙寺の写真を掲載。
以上、6つのプロジェクト紹介でした。実際に作品も見に行きたいとおもいます。写真が撮れたらアップしてみたいです。
まとめ
それぞれの場所は、(ぼくが行った限りですが)これまで訪れる人が少ない、なんだか寂しい印象の場所です。この芸術祭を機に、人が引き付けられるエネルギーを持つ場所になるといいですね。
↑熊野磨崖仏