日々の”楽しい”をみつけるブログ

福岡県在住。九州北部を中心に史跡を巡っています。巡った場所は、各記事に座標値として載せています。座標値をGoogle MapやWEB版地理院地図の検索窓にコピペして検索すると、ピンポイントで場所が表示されます。参考にされてください。

天降天(あもりてん)神社の境内にまつられる庚申塔 福岡県糸島市志摩桜井口ノ坪

天降天神社(あもりてんじんじゃ)の鳥居にむかって右側に庚申塔が一基祀られていました。

場所:福岡県糸島市志摩桜井口ノ坪

座標値:33.611480,130.202161

正面に猿田彦大神。裏面に、昭和五年月吉日、口ノ坪氏子中と刻まれています。何月につくられたかは刻まれておらず不明です。昭和五年は西暦1930年です。

『志摩町の庚申塔 2007』(志摩町教育委員会)志摩町文化財調査報告書 第28集 志摩町所在庚申塔の分布・採拓調査,P6によると、この庚申塔は花崗岩(かこうがん)でつくられているようです。

花崗閃緑岩(かこうせんりょくがん)は、比較的、二酸化ケイ素を多くふくむ深成岩です。やや白みを帯びた岩です。糸島半島全体が、この花崗閃緑岩で構成されている割合が高いため、糸島半島に残されている庚申塔もこれらの岩でつくられている割合が高いと予想されます。