天降天神社(あもりてんじんじゃ)の鳥居にむかって右側に庚申塔が一基祀られていました。
場所:福岡県糸島市志摩桜井口ノ坪
座標値:33.611480,130.202161
正面に猿田彦大神。裏面に、昭和五年月吉日、口ノ坪氏子中と刻まれています。何月につくられたかは刻まれておらず不明です。昭和五年は西暦1930年です。
『志摩町の庚申塔 2007』(志摩町教育委員会)志摩町文化財調査報告書 第28集 志摩町所在庚申塔の分布・採拓調査,P6によると、この庚申塔は花崗岩(かこうがん)でつくられているようです。
花崗閃緑岩(かこうせんりょくがん)は、比較的、二酸化ケイ素を多くふくむ深成岩です。やや白みを帯びた岩です。糸島半島全体が、この花崗閃緑岩で構成されている割合が高いため、糸島半島に残されている庚申塔もこれらの岩でつくられている割合が高いと予想されます。