福岡県田川市を南北にはしる県道456号線を車ではしっていると、道沿いでたまたま庚申塔をみつけることができました。
場所:福岡県田川郡田川市大字夏吉
座標値:33.654701,130.821391
庚申塔の両側には、観音像が浮き彫りされた石塔がまつられています。
庚申塔に向かって右側面には「明」という文字のみが確認できます。「明」という文字より下側は石塔表面がはがれ落ちているので、明治か明和か判断することはできません。ただ「和」の「のぎへん」部分がなんとなくみえているので「明和」年間につくられた庚申塔ではないかと推測できます。
↓庚申塔にむかって左側面には十二月十二日と刻まれています。文字には白いインクがつけられており、文字が明瞭となっています。
石塔自体はだいぶ劣化し、ボロボロになっています。しかし、石塔の前にはあたらしい供え物があり、専用の祭壇もつくられているので、いまでも大切に祀られていることがわかります。