前回の記事でご紹介した、八所神社の石塔群参照が祀られている場所から、東へ約20mの場所に農機具運転の安全を祈願するための神さまがまつられています。この神さまは荒五郎様とよばれています(参照:『北九州の史跡探訪』(北九州史跡同好会)P.208)
場所:福岡県北九州市八幡西区野面
座標値(推定):33.781662,130.741673
荒五郎様はもともと牛馬の守り神らしく、現代では牛馬が使用されなくなったため、農機具の神様となったようです。
1枚目の写真では祠が2基写っています。『北九州の史跡探訪』では、その2基の祠のうち、こちら↓の祠が紹介されていました。
木製祠の扉は開かれていて、なかには何も祀られていないようでした。
一方、石祠のほうは比較的あたらしくつくられたようで、石はピカピカです。土台の石積みも、四角く加工された石材がつかわれています。もしかしたら、古い木製の祠から新しい石祠のほうへ荒五郎様は移動されたのかもしれません。
祠の周囲をよく観察して、祠がつくられた年月を確認するべきでした。