きいろい花を咲かせるこのような形の花はすべてタンポポだと勘違いしていました。よくよく調べてみると、鬼野芥子(オニノゲシ)という名で、ほぼ一年中花を咲かせるいわゆる"雑草"だということがわかりました。このオニノゲシは駐車場のかたすみに他の雑草とともに咲いていました。
場所:山口県下関市豊浦町大字川棚
座標値:34.1389493,130.9384291
被子植物門
双子葉植物綱
キク目
キク科
タンポポ亜科
ノゲシ属
オニノゲシ
花部分を拡大するとたくさんの花びらが集まっているようにみえます。花びらにみえるこれひとつひとつが花なのですね。舌状花(ぜつじょうか)といいます。
この図はキク科植物の特徴を模式的に描いたものです。この特徴がよくわかるのはヒマワリだと感じます。ヒマワリといったらイメージする、茶部分のまわりに黄色い花がある、あの大きな花は小さな花の集合体なのだそうです。
まんなかの茶部分は筒状花、まわりの黄色い花びらのようにみえる部分は舌状花です。
オニノゲシの場合は、ヒマワリと違って舌状花だけでできています。
この葉っぱのトゲトゲの荒々しい感じが「オニノゲシ」という名前の由来となったのでしょうね。