日々の”楽しい”をみつけるブログ

福岡県在住。九州北部を中心に史跡を巡っています。巡った場所は、各記事に座標値として載せています。座標値をGoogle MapやWEB版地理院地図の検索窓にコピペして検索すると、ピンポイントで場所が表示されます。参考にされてください。

オニノゲシ 山口県下関市豊浦町大字川棚

きいろい花を咲かせるこのような形の花はすべてタンポポだと勘違いしていました。よくよく調べてみると、鬼野芥子(オニノゲシ)という名で、ほぼ一年中花を咲かせるいわゆる"雑草"だということがわかりました。このオニノゲシは駐車場のかたすみに他の雑草とともに咲いていました。
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場所:山口県下関市豊浦町大字川棚

座標値:34.1389493,130.9384291


被子植物門

双子葉植物綱

キク目

キク科

タンポポ亜科

ノゲシ属

オニノゲシ

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花部分を拡大するとたくさんの花びらが集まっているようにみえます。花びらにみえるこれひとつひとつが花なのですね。舌状花(ぜつじょうか)といいます。

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この図はキク科植物の特徴を模式的に描いたものです。この特徴がよくわかるのはヒマワリだと感じます。ヒマワリといったらイメージする、茶部分のまわりに黄色い花がある、あの大きな花は小さな花の集合体なのだそうです。

 

まんなかの茶部分は筒状花、まわりの黄色い花びらのようにみえる部分は舌状花です。

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オニノゲシの場合は、ヒマワリと違って舌状花だけでできています。


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この葉っぱのトゲトゲの荒々しい感じが「オニノゲシ」という名前の由来となったのでしょうね。