日々の”楽しい”をみつけるブログ

福岡県在住。各地の史跡巡りが好きで、九州北部を中心にNikon D750をメイン機として史跡を撮っています。詳しい撮影場所は各記事に座標値として載せていますので、座標値をGoogle MapやWEB版地理院地図の検索窓にコピペして検索すると、ピンポイントで撮影場所が表示されます。参考にされてください。

被子植物は何を被(おお)っている?

こちらのクサイチゴの花期は4月〜5月で、本州から九州の山野にみられます(参照

 

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場所:福岡県宗像市上八

座標値:33.8693150,130.5386910

 

被子植物

真正双子葉類

コア真正双子葉類

バラ類 

真正バラ類

バラ目

バラ科 

バラ亜科

キイチゴ属

 

このクサイチゴも「被子植物」のなかまです。花の写真を撮っていると、この「被子植物」という名前をよく目にします。

 

それもそのはず。「被子植物」の生殖器官が「花」だからです。いま地球上に現存している陸上植物の約9割が被子植物なのだそうです。

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参照:『花と昆虫のしたたかで素敵な関係』P10。

 

被子植物の"被子"は何をおおっているので被子と名付けられたのか気になり調べてみました。被(おお)っているのは胚珠(はいしゅ)で、もっと深くつっこんだら卵細胞です。繁殖していくうえでとてもだいじな細胞です。

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これらの生殖器官が子房(しぼう)に包まれているので「被子植物」と呼ばれるのですね。

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被子植物が出現するまえは裸子植物がメインの植物で、この胚珠が子房に守られておらず、むき出しのままです。

 

裸子植物のなかまで、身近なものといえばスギなどの針葉樹、イチョウ、ソテツなどです。これらの植物は花粉を風にのせて飛ばし、むき出している胚珠に直接受粉させる戦略をとっています。だから受粉を成功させるには、けっこう大量の花粉を飛ばす必要があるのですね。

 

いっぽう、被子植物は受粉を成功させるために、動物に手伝ってもらう戦略をとりました。花粉を運んでくれる代表的な昆虫が、ハチ目(もく)、ハエ目、チョウ目、コウチュウ目の4目で、これらの4目で9割以上の受粉がおこなわれています(参照:『花と昆虫のしたたかで素敵な関係』P20)f:id:regenerationderhydra:20200320204930j:image

植物は花の蜜を昆虫に提供するかわりに、昆虫に花粉をつけさせてもらい、できるだけ遠くの雌しべに、ピンポイントで花粉を運んでもらっているのですね。

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運ばれた花粉は雌しべにくっつき、生殖のための活動が開始します。

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場所:山口県下関市豊浦町大字川棚

座標値:34.1388131,130.9385287

 

この美しい花は昆虫たちに、できるだけ多くきてもらい、花粉を運んでもらうために植物たちがつくりあげてきたもののようです。

 

被子植物は植物のなかでもとても進化した生殖のための戦略をつくりあげてきたのですね。