日々の”楽しい”をみつけるブログ

福岡県在住。各地の史跡巡りが好きで、九州北部を中心にNikon D750をメイン機として史跡を撮っています。詳しい撮影場所は各記事に座標値として載せていますので、座標値をGoogle MapやWEB版地理院地図の検索窓にコピペして検索すると、ピンポイントで撮影場所が表示されます。参考にされてください。

秋芳洞の見どころ⑪/⑪ クラゲの滝のぼり 洞窟内写真を撮った方法

秋芳洞(山口県美祢市秋芳町 秋吉)で、歩いて観光することができる場所の全長は約1km。今回はその最後の部分…正面入口から約900m地点にある「くらげの滝のぼり」「竜ノ抜穴」「五月雨御殿」の写真をご紹介します。このスポットは地上に降った雨水が、鍾乳洞内に流れ落ちてくる場所のようで、高い天井から深い穴へと抜ける竪穴と雨水で削られてできた独特な岩の造形が特徴でした。特に、大きな竪穴が特徴の五月雨御殿は圧巻でした。

↓まずはこちら「くらげの滝のぼり」。くらげが先を争って滝を昇るような姿から、この名前がつけられたそうです(参照:音声案内)。岩壁からしみだしてきた地下水がつくりだした生成物で、滝状石灰華(たきじょうせっかいか)と名前がつけられています。
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秋芳洞内の洞窟生成物のことをしらべていると、よく石灰華(せっかいか)という言葉でてきます。炭酸カルシウムが沈殿してできたものです。

 

↓こちらは「龍の抜穴」です。その名前のとおり高い天井にむかって巨大な竪穴がつくられています。これも地上から落ちてきた雨水(地下水)が流れ込んでいる痕です。
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この竪穴は現役のようで、雨がふると雨水がいきおいよく流れ込んでくるのだそうです。わたしたちが秋芳洞へいった日は小雨であったために、あまり流れ込んでくる水はなさそうでした。

 

この竪穴の上には、すり鉢状になったくぼ地(ドリーネ)があり、そのくぼ地に雨水が集まってくるのだそうです。石灰岩でつくられた台地に割れ目があり、その割れ目に沿って雨水が流れ、岩を溶かし、じょじょにくぼ地となったのがドリーネと呼ばれるものです。

 

↓そしてこちらが最後のみどころ。「五月雨御殿」です。五月雨という名前がついている通り、この場所では、他の地域と比べてたくさんの地下水が垂れてきていました。遊歩道にも地下水が降ってくる場所があるので、写真左下には天幕がはられ地下水を防いでくれています。
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五月雨御殿のスケールは大きく、足下にも深い竪穴がつづいています。これまでの行程では見上げることが多かったのですが、この場所ではのぞき込んで奇怪な岩の造形を楽しむことができます。

 

まとめ

秋芳洞はとても満足ができる場所でした。はじめは入場料1200円(大人)と聞いて、ちょっと高い?と思ってしまいましたが、そんな思いは入口を入るとすぐに吹き飛びます。雄大な自然を満喫できる場所です。

 

みどころの各所はライトアップされているので、スマホをやコンパクトデジカメでも写真を撮れると思います。

 

写真の鮮明さを求めるならば高感度の機能があるカメラがあるとよいかもしれません。これまでご紹介した写真はISO感度3200(シャッター速度1/4秒~1/10、F値4)でとりました。シャッター速度が1/60秒より遅くなると、手持ちでブレずに撮るのは困難と聞いたことがあります。そのため遊歩道の手すりや洞内のなどを利用して、カメラを固定しました。そうするとあまりブレず写真を撮ることができました。

 

できるだけ洞窟内を広くダイナミックに撮りたかったので広角レンズを使いました。わたしの持っている広角レンズだとF値が最小4までしかさがりません。明るく撮れるレンズではないので、できるだけズームをして撮らずに、パンフォーカスをしてほとんどの写真をF4で撮りました

 

パンフォーカスという知識がないころ「F値が低いとピントが手前から奥まではっきりと合わない」という固定観念があり、暗い場所でもF8やF11などで撮り、暗い写真ができあがってしまっていました。

 

今回の洞窟内での撮影は、F4でもパンフォーカスという技法を使えば、じゅうぶん鮮明な写真が撮れることを証明してくれました。