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福岡県在住。九州北部を中心に史跡を巡っています。巡った場所は、各記事に座標値として載せています。座標値をGoogle MapやWEB版地理院地図の検索窓にコピペして検索すると、ピンポイントで場所が表示されます。参考にされてください。

庚申碑と刻まれている?庚申塔 福岡県福津市本木

場所:福岡県福津市本木 県道30号線沿い

座標値:33.756017,130.537291

直線距離で、JR東福間駅から南東へ3.1㎞ほどの場所に本木という地区があります。この地区にいくつか庚申塔が祀られているのを確認することができました。そのうちのひとつがこちらの庚申塔です。県道30号線沿いに祀られていました。

庚申塔の表面の文字は、何と刻まれているのかはほとんどわかりません。しかし、一番上の文字には「庚申」という文字の「庚」の「广(まだれ)」とおもわれる文字が確認できます。ぜんぶの文字数が、おそらく三文字分と考えられますので、「庚申碑」と刻まれていたのではないでしょうか?

 

庚申塔に向かって右側面には「文政五年」の文字が見えます。文政五年は1822年。

「文政五年」の下に刻まれる文字はあまり見慣れない文字です。「在 嵐?」でしょうか?

 

一方、庚申塔に向かって左側面には「壬午(みずのえうま)三月吉日」と刻まれているように見えます。文政五年の干支が壬午なので、刻まれている文字と整合します。