いつも拝見している、こちらのブログに「千燈寺奥ノ院御開帳と1300年記念コンサート」という記事がありました。
旧千燈寺(せんとうじ)があった場所で、奥の院 秘仏御開帳と、屋外のコンサートが、2018年10月27日(土)に行なわれたとのことです。
場所:大分県国東市国見町千燈1334
↑旧千燈寺 奥の院にある石仏群
旧千燈寺は、今では廃寺となっており、石畳や石垣、五輪塔群など石で作られたもの以外はほとんど残されていません。かろうじて木造のものといえば、奥の院のみが残っています。
ふだんは、人気のないとても寂しい場所というイメージがあったのですが、ブログの写真を拝見すると、御開帳があった日はとても人でにぎわったようです。
それにしても、旧千燈寺の奥の院に秘仏が祀られていたとは知りませんでした。
千燈寺奥ノ院では17年ぶりに秘仏御開帳がおこなわれた。
千燈寺住職・今熊豪宏さんより寺の歴史などについて説明があり、その後扉を開けて秘仏(=撮影禁止)の御開帳があった。
秘仏は中央に金色の千手観音立像。舟形光背の高さは60~70㎝ほどか。
左脇に青の体に赤炎の不動明王立像(高さ30㎝ほど)の二躯が祀られている。
右脇の毘沙門天は残念ながら旅に出かけていて?空の厨子のみが残る。
いつ頃のものなのか不明のようだが、きれいで神々しい(参照:千燈寺奥ノ院御開帳と1300年記念コンサート 2018.10.27(土) : じなしの山歩記と国東半島ミュージアム)
大分県に住んでいたとき、毎年楽しみにしていたのが、旧千燈寺の紅葉です。紅葉といっても、↑上の写真のようにイチョウの葉が落ち、黄色のじゅうたんとなっている景色が楽しみでした。
この場所は境内の護摩堂跡地です。護摩堂のあった場所をバックにして、二体のレリーフ状の仁王像が立っています。仁王像のそばにある大きなイチョウの樹が、12月上旬になると、たくさんの葉を落としてくれて、美しい景色を楽しませてくれます。