珍しい庚申塔であるトリ庚申を、また探してみました。今回の庚申塔がある場所について、情報が掲載されていたのが書籍『遠賀川』(香月靖晴著)P46です。
この庚申塔が祀られているのは、円通寺の境内。本堂に向かって左側の丘…木の根元にありました。
場所:福岡県宮若市山口
座標値:33.734248,130.567940
書籍『遠賀川』によると、以前は別の場所に祀られていましたが、1955年に現在の場所に移したのだそうです。
庚申塔には「取里庚申」という文字が刻まれています。塔に向かって右側面には「天保十四年」とのみ刻まれています。天保十四年は西暦1843年。干支は癸卯(みずのとう)です。
この円通寺は、以前紹介した「馬口の滝」のすぐ近くにある寺院です。
やはり宮若市は自然豊かで、古くからの文化がたくさん残されている場所のようです。もう少し宮若市のいろいろな場所を巡ってみたいと思います。