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福岡県在住。各地の史跡巡りが好きで、九州北部を中心にNikon D750をメイン機として史跡を撮っています。詳しい撮影場所は各記事に座標値として載せていますので、座標値をGoogle MapやWEB版地理院地図の検索窓にコピペして検索すると、ピンポイントで撮影場所が表示されます。参考にされてください。

文字塔の下に猿の像が刻まれる庚申塔(こうしんとう) 福岡県黒丸

福岡県の宮若市は多くの自然が残っており、たびたび訪れる場所です。車で市内を走っていても、福岡県の他地域と比較し、道ばたに庚申塔をみる頻度が比較的多い印象を受けます。市全体の雰囲気は大分県によく似ており、わたし個人の印象ですが、気持ち的にとても落ち着く地域です。

 

宮若市は、2006年に若宮町と宮田町の合併によりできました。合併前の若宮町の町誌(下)P949の説明によると、若宮町内だけでも庚申塔が163基もあるそうです。そして予想通り、この数は他の地域と比較しても多いのだそうです。

 

そんな宮若市の庚申塔のひとつをご紹介します。

 

場所:福岡県宮若市黒丸

座標値:33.719181,130.583701

この庚申塔は宮若市の西のはずれ、福岡県道462号線からすこし脇道に入った場所に祀られていました。

 

主尊は「庚申尊天」。塔に向かって右側面に「宝暦三年」と刻まれています。宝暦三年は1753年。

この庚申塔の珍しい部分は、塔の下部分に猿らしき像が刻まれていることです。しかも、この猿は長い槍のようなものを両手で持っています。槍を構えて何かを刺そうとしているような体勢をとっています。

この庚申塔は民家の敷地内に祀られており、遠目でしか拝見することができませんでした。塔にむかって左側面は確認することができませんでした。

 

塔の土台には講のメンバー名が7名刻まれていることが確認できます。