三脚を使って一眼レフカメラで風景写真を撮るとき、どのようなカメラ設定にしたらよいのか?まったくの素人なのでノウハウ本を見ながら勉強中です。
今回は、こちらの書籍を参照にしてみました。
風景写真家の米美知子氏の書籍は、風景写真を撮るときのカメラ設定を明瞭に解説してくれているので、とても分かりやすいです。掲載されている写真をとったときのデータが詳細に記載されていますが、おおよそ以下のような設定で撮影されていることがわかります。
三脚使用
ISO感度 100~200
F値 16
主役の背景が雑然としていたりすると、背景をわざとぼかすためにF値を8に設定するなど特別な状況以外はほぼF16にまで絞りこんでいるようです。どうもF値を撮影はじめに決定し、あとはシャッター速度を変更して自分の理想とする画を切りとっているようです。
カメラの設定について以下のように掲載されています(米美知子の自然風景撮影術 情景探し (アスキーフォトレシピシリーズ)P6)
感度はISO 200が基本で白とび防止機能の「高輝度側・階調優先」を「する」に。撮影モードは「マニュアル露出」で、絞りを決めたらシャッタースピードを変化させて自分の表現したい露出にします。ピントもマニュアルフォーカスで、ライブビューで厳密に行います。さらに、ピクチャースタイルは「風景」、ホワイトバランスは「太陽光」、測光モードは「スポット測光」です。
ピントを合わせるのはライブビューを使っているんですね。さらにフォーカスは手動で行なうマニュアルフォーカスを使っているようです。
自分の思っている箇所にピントをきっちり合わせるのにかなり神経を使う必要があるようです。これまで私は風景写真を撮るときでさえオートフォーカスで撮影しており、かつ、F値は適当に8~11程度に押さえて設定していました。どうもこれが”ピントの甘さ”の原因になっていたようです。
↑こちらはF16 ISO感度 100、三脚を使用して撮った写真です。夕暮れどきだったのでこの設定だとシャッター速度をかなり遅めにしないと真っ黒な写真になってしまいます。三脚を使っているのでシャッター速度は1/30秒で設定できました。
ピントは手前の田んぼ…写真の下から1/3程度の箇所に合わせてみました。それでもF値が16なので奥のほうまできっちりと写っています。
↓こちらはF18 ISO感度 100、シャッター速度1/8秒、三脚使用。ピントは右側の石橋に合わせてみました。
写真の手前から奥まできっちりと写す方法を今回勉強できました。
座標値:33.3642426,131.3124137