先日、↓こちらの記事でご紹介した興玉神の庚申塔。その庚申塔の隣にももうひとつ猿田彦の庚申塔が祀られていました。今回はその猿田彦の庚申塔をご紹介します。
これらの庚申塔が祀られていたのが福岡県田川郡にある福智下宮。福智山のふもとにある比較的境内の広い神社です。
この神社参道、一の鳥居をくぐってすぐ左側に猿田彦庚申塔は祀られています。
場所:福岡県田川郡福智町上野
座標値:33.7064095,130.7776031
「猿田彦大神」と刻まれますが、猿と神の部分が欠損しています。塔にむかって右側面には「文政五壬午年」という銘。文政五年は干支で壬午(みずのえうま)。
塔に向って左側面には「八月吉日」と刻まれます。
↑こちらのサイトを参照して福智下宮について調べてみました。福智宮は上中下の三社から成っており、中宮は下宮から北へ3.2㎞ほどあがった場所にあります。そして上宮は福智山山頂に祀られるのだそうです。
以前、福智山山頂に登った際、祠がありましたがそれが上宮なのでしょうか。祠の中には不動明王が祀られていました。
不動明王の前にある賽銭箱には「福智…」と書いてありますが、もしかしたら福智宮と書かれているのかもしれません。次回登ったときにはこのあたりも調べてみたいと思いました。
福智下宮は白色と、青みがかった紫色の藤で彩られていました。
今回の庚申塔もこちら(福岡県の庚申塔 - Google マイマップ)の庚申塔マップに追加しています。