場所:福岡県福津市生家
地図:Google Maps
石祠のとなりに二基の庚申塔が祀られています。どちらも文字塔で、庚申尊天と刻まれています。ただ、↓下に示す自然石型の庚申塔は、造られた年が石の劣化により見にくくなっていました。写真を拡大したり、加工したりしてなんとか見ようするけど、なかなか文字が判別しにくい。
「庚申尊天」という文字に向かって右側に成立年が刻まれているようです。拡大すると、なんとか「正徳」と判別することができました。正徳は5年まで続いています。西暦に直すと、1711年から1715年まで続いていることになります。
↑上の庚申塔では、正徳の下の文字がどうしてもわかりませんでした。だから、だいたい1711年から15年の間に建てられたものとするしかありません。
↓そして、隣の庚申塔に目を移すと、こちらは比較的わかりやすく、享保十八年と刻まれています。西暦に直すと、1733年です。
こういった、石塔に刻まれ、分かりにくくなった文字を、わかりやすく分析してくれるソフトがあったら…と思います。