日々の”楽しい”をみつけるブログ

福岡県在住。九州北部を中心に史跡を巡っています。巡った場所は、各記事に座標値として載せています。座標値をGoogle MapやWEB版地理院地図の検索窓にコピペして検索すると、ピンポイントで場所が表示されます。参考にされてください。

八幡宮前に祀られる庚申塔群 福岡県飯塚市大日寺

八幡宮の前に祀られている庚申塔群。周辺の地域から集められてきたのか、6基の庚申塔が祀られていました。福岡県道100号線沿いを車で走っていて、たまたま見つけることができました。

 

場所:福岡県飯塚市大日寺

座標値:33.6398087,130.6424103

 

庚申塔群にむかって左側から、正面に刻まれている文字は以下の通りです。

①庚申□塔

②庚申祭塔

③奉謹庚申尊天□□

④猿田彦大神

⑤猿田□□□

⑥猿田大□

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↓左から4番目の庚申塔のみ笠がついています。また、庚申塔に向かって右側面に建立年の文字が見えます。しかし、塔の風化が進んでおり、文字をほとんど読むことができません。なんとなく「文化二」と刻まれているようにみえます。文化二年は西暦1805年、干支は乙丑(きのとうし)です。

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↓左から数えて5番目の庚申塔は、鉄骨で補強…あるいは補修されています。角ばったつくりからみると、コンクリート製のように見えます。大正や昭和の期間につくられた、比較的、新しい庚申塔なのかもしれません。
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↓左数えて6番目、つまり一番右側の庚申塔は、建立年の文字が残っています。「明治丗四丑年十一月中旬」と刻まれています。明治34年は西暦1901年。この年の干支は丑(うし)で、刻まれている文字と整合します。
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