蓮(はす)の花は、早朝に開花するそうで、臼杵磨崖仏がある臼杵市深田についた頃は夕方5時ごろ。見ごろの時間帯は、朝5時くらいらしいですよ。
夕方でも、ちらほらと開花している蓮は見ることができました。まったく開花してなかったらどうしようと思ってましたが、よかった。ひと安心。夕焼けに映える蓮も美しいものです。
大分県豊後高田市にある田染荘(たしぶのしょう)。大分県のなかでも、特に好きな場所のひとつで、何度も訪れる。宇佐神宮の荘園として作られてきた田んぼで、昔からのグネグネとした形を残している。雨引神社という、湧き水が出る小さな社から撮ったもの。
雨引社は、以前から行ってみたかった場所でした。たぶん、地元の人しか行かないような、小さな神社のようです。田染荘の共同駐車場に車を停めて、細い畦道を徒歩で移動していきます。
間戸の岩屋という岩山から、田染荘を撮っていたとき、はるか遠くにこの神社の鳥居が見えてて、気になっていました。やっと来ることができました。
想像していたよりもずっと境内は小さかったのですが、ここから田染荘をみる景色は、想像していたよりもずっと美しかったです。
地図:Google マップ
以前に、福岡県朝倉市に行ったとき、杷木(はき)神籠石(こうごいし)という遺跡があるという情報があったので、探してみました。参照:杷木神籠石| 朝倉市
でも、杷木神籠石を探してみても、あたり草がボウボウで結局みるけることができませんでした。結局、神籠石ってどんなもの?という、もやもやした状態でひきづっていました。
今回は、福岡県飯塚市にも、同じような神籠石があるという情報を、本から得て、探してみることにしました。
本に載っていた地図は、おおざっぱなもので、なかなか目的地に着くことができませんでしたが、よくよく探してみると、google mapにすでに鹿毛馬(かけのうま)神籠石(こうごいし)の場所が登録されていたので、結局これに頼ることになりました。
神籠石がある山のふもとには、ちょっとした駐車スペースがあって、案内の看板も立てられていました。
地面もふみならされ、雑草も取り払われていたので、駐車場から神籠石のある場所までの道のりは楽でした。山道をあるくこと5分ほどでした。
こんな、石垣のような列石が、2㎞にわたって続くんだそうです↓
結局、これは何の遺跡か?案内の看板を読むと、山城の跡なんだそうです。
鹿毛馬神籠石は、鹿毛馬川に面した馬蹄型の丘陵地に形成された神籠石で、築造年代や目的については諸説ありますが、おおよそ7世紀頃(1400~1300年前)に造られた古代の山城というのが一般的です。
通常は、神籠石は200メートルを越える高い場所に築かれる事が多いのですが、鹿毛馬神籠石は、30~80メートルの低い丘陵地に築かれている事が特徴的です。
列石は約1,800個もの切石が使われ、全長約2キロメートルに渉って土塁の腰石が形成されており、標高の低い場所に建てられており、谷部には暗渠式(あんきょしき)の水門が2ヵ所あります。
参照:飯塚観光協会「鹿毛馬神籠石(かけのうま こうごういし)」
↓こちらが、駐車スペース近くにある、暗渠(あんきょ)式の水門跡。
福岡県内には7か所、こういう神籠石があるそう。大分県に住んでいたとき、こういう神籠石という名前は、全く聞かなかったので、知らなかった。大分県には、ないのかな?
2017年は6月17日と18日に、北九州市若松区の高塔山で、若松あじさい祭りが開催されています。開催当日は、高塔山にマイカーの乗り入れが禁止されています。それくらい、たくさんのかたが、あじさいを鑑賞しにいくんですね。
イベントも開催されているようなので、それを楽しみにされているかたもおられるんでしょう。
☆催し内容(予定)
17日
湯茶接待 物販 あじさい挿し木教室 あじさいスケッチ大会作品展示 押し花はがき体験教室 ガーデニングフリーマーケット モデル庭園 など18日
湯茶接待 物販 あじさい挿し木教室 あじさいスケッチ大会表彰式・作品展示 押し花はがき体験教室 野点 ガーデニングフリーマーケット モデル庭園 健康相談 など
祭りの開催中は、人がたくさんのようなので、祭りが終わったあとに高塔山に登ってみることにしました。若松の街なかにある、あじさい祭りの案内看板では、17時以降は交通規制が解かれているよう。ためしに、仕事が終わってからの日没間際、19時ごろに行ってみました。
車は、この時間帯だったら、ふつうに入れるようです。山頂の駐車場もふつうに停められました。いつもよりも、やや人が多いように思えましたが、十分に駐車スペースもあって安心。
新しくあじさいが植えられようで、以前きたときよりも、さらに花の数に圧倒されました。
ただ最近、雨がほとんど降っていないためか、けっこうな数のあじさいが枯れはじめていました。 それでも、きれいなものはきれいです。↓こちらは高塔山 音楽堂ふきんのあじさい。音楽堂ふきんのあじさい達は、比較的早い時期に咲いていたので、枯れるのも早いようです。そのなかでも、まだ枯れずにがんばっていたあじさいを撮ってみました。
自然のものと思えないほど、鮮やかな赤紫色です。
次に、高塔山展望台ふきんのあじさいのほうも観に行ってみました。こちらは、新しく植えられたものらしく、枯れているものは少ないようでした。
こうやって、パシャパシャ写真を撮っているあいだにも、日はどんどん暮れていきました。けっこう辺りは薄暗くなっていました。来場されるかたが、ぼちぼちとおられました。
↓日が傾いてくると、横からの光で、また違った表情になりますね。
この高塔山から見る、北九州市の景色はきれいで、よく朝の景色を撮りに来ていました。↓こんな感じ。夜景も綺麗なので、辺りにカップルが多いのは、そのためなんでしょうね。
今日が、祭りの最終日。交通規制は9時から17時まで。でも時間をずらせば、ゆっくり綺麗な景色が楽しめます。
1271年に、妙道(みょうどう)というひとが奉納したといわれる「山野の石像群」。人々には五百羅漢といわれて親しまれています。
場所:福岡県嘉麻市山野1609
地図:Google マップ
五百羅漢とはいっても、実際には390体ほど。「筑前国続風土記」によると、昔、山野は宇佐八幡宮の神領だったので、宇佐市にある五百羅漢にならって置かれたのではないのか…と記されています。(案内看板より)
ちなみに、大分県宇佐市にある五百羅漢像はこちら↓
嘉麻市山野の案内看板に写っている写真では、これらの五百羅漢像は、屋外にさらされているようです。
いまでは、立派なお堂の中に、五百羅漢は祀られ、風雨から守られています。
お堂には、格子戸がついているものの、ガラスは張られていないので、拝観するのに邪魔にはなりません。
ここを訪れたとき、数にまずは圧倒されました。そして…それぞれの像の素朴な表情に魅せられます。
風化がすすんでいるから素朴な感じがするのか、もともとが素朴な表情なのか…
小さな仏像が多い中、ひときわ大きい二体の像が見えます。
仁王像です。まるで、羅漢像を守るようにグワッと立っています。
これら仁王像も風化が進んでいて、表情はほとんどみることはできなくなっています。
どんな気持ちで、妙道というひとは、これら石造群を彫っていったんでしょうか。