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福岡県在住。九州北部を中心に史跡を巡っています。巡った場所は、各記事に座標値として載せています。座標値をGoogle MapやWEB版地理院地図の検索窓にコピペして検索すると、ピンポイントで場所が表示されます。参考にされてください。

謎の遺跡 鹿毛馬(かけのうま)神籠石(こうごいし)を見に行ってみた 福岡県飯塚市

場所:福岡県飯塚市鹿毛馬(かけのうま)

地図:Google マップ

 

以前に、福岡県朝倉市に行ったとき、杷木(はき)神籠石(こうごいし)という遺跡があるという情報があったので、探してみました。参照:杷木神籠石| 朝倉市

 

でも、杷木神籠石を探してみても、あたり草がボウボウで結局みるけることができませんでした。結局、神籠石ってどんなもの?という、もやもやした状態でひきづっていました。

 

今回は、福岡県飯塚市にも、同じような神籠石があるという情報を、本から得て、探してみることにしました。

 

本に載っていた地図は、おおざっぱなもので、なかなか目的地に着くことができませんでしたが、よくよく探してみると、google mapにすでに鹿毛馬(かけのうま)神籠石(こうごいし)の場所が登録されていたので、結局これに頼ることになりました。

 

神籠石がある山のふもとには、ちょっとした駐車スペースがあって、案内の看板も立てられていました。

地面もふみならされ、雑草も取り払われていたので、駐車場から神籠石のある場所までの道のりは楽でした。山道をあるくこと5分ほどでした。

こんな、石垣のような列石が、2㎞にわたって続くんだそうです↓

結局、これは何の遺跡か?案内の看板を読むと、山城の跡なんだそうです。

鹿毛馬神籠石は、鹿毛馬川に面した馬蹄型の丘陵地に形成された神籠石で、築造年代や目的については諸説ありますが、おおよそ7世紀頃(1400~1300年前)に造られた古代の山城というのが一般的です。


通常は、神籠石は200メートルを越える高い場所に築かれる事が多いのですが、鹿毛馬神籠石は、30~80メートルの低い丘陵地に築かれている事が特徴的です。

 

列石は約1,800個もの切石が使われ、全長約2キロメートルに渉って土塁の腰石が形成されており、標高の低い場所に建てられており、谷部には暗渠式(あんきょしき)の水門が2ヵ所あります。

参照:飯塚観光協会鹿毛馬神籠石(かけのうま こうごういし)」 

 

こちらが、駐車スペース近くにある、暗渠(あんきょ)式の水門跡。

福岡県内には7か所、こういう神籠石があるそう。大分県に住んでいたとき、こういう神籠石という名前は、全く聞かなかったので、知らなかった。大分県には、ないのかな?